軟式野球部、秋季リーグ最終戦 打線がチャンスで決められず

 兵庫県伊丹市の伊丹スポーツセンターで10月19日に行われた、近畿学生軟式野球秋季1部リーグの最終戦で、神戸大軟式野球部は神院大と対戦した。試合は、神院大が着々と点を積み重ねる一方、神戸大は得点機を作りつつもあと一本が出ず、0-3で敗北。4勝6敗で秋季リーグを終え、3年生が引退した。<本多真幸>

(写真:試合終了後、ベンチに引き上げる神戸大軟式野球部。2022年10月19日、伊丹スポーツセンター野球場で撮影。)

 守備では先発の中上脩也(3年)、5回から登板の上坂海晴(2年)、6回途中から登板の宮川拓也(3年)が、それぞれ何度もピンチを背負いつつも計3失点に止めた。

(写真:左から、先発の中上、2番手の上坂、3番手の宮川。)

 一方の打線は、0-0の3回表神戸大の攻撃、1死満塁のチャンスも、続く3番金山直人(2年)、4番窪田将大(2年)が相次いで凡退し先制機を逃す。その後も走者を出すものの、相手投手の速球にボールを詰まらされ、得点につながらない。

 0-3のビハインドで迎えた9回表、敵失が絡んで2死2,3塁のチャンスを作り、バッターはこの日3安打を放っている1番長澤遼太(2年)。フルカウントまで粘ったが、最後は見逃し三振に倒れて試合終了。リーグ戦すべての試合を終えた。

(写真:9回表2死2,3塁、見逃し三振に倒れ、悔しがる1番長澤)

 今年のチームは、春季リーグ戦を7勝2敗1分の2位で通過し、全国大会をかけた関西ブロック大会に出場。準優勝という結果を残した。しかし、秋季リーグでは前半5試合を2勝3敗と苦しみ、最終的に4勝6敗と負け越す結果となった。沖島基哉主将(3年)は、「春季リーグの結果、他チームからの神戸大の評価が、『弱いチーム』から『意識すれば勝てるチーム』に変わった。秋季リーグでは各チームが神戸大を警戒し、一番手の投手を当てるなど、本気を出してくるようになった。強いチームと認識される中で勝つのは難しかった」と振り返る。

(写真:1年間チームを率いた沖島主将)

 この試合で神戸大の秋季リーグ全試合が終了し、3年生は引退となる。1年間チームを率いた沖島主将は、「春季リーグの終わりあたりから、チームに一体感が生まれ、一人一人が自分の役割を果たすようになってくれた。こうして全員で戦えたことは、勝つことよりも嬉しかった。本当にいいチームだったし、このいいチームがこの後も続いていってほしい。」と感慨深げに話した。

 4月から6月にかけて行われた近畿学生軟式野球秋季1部リーグの結果。順位は勝利数(引分けは0.5勝扱い)で決定。首位が全国大会へ出場する一方、最下位は2部に自動降格、5位は2部リーグ2位との入替戦を戦う。

《2022年近畿学生軟式野球秋季1部リーグ4節2試合 @伊丹スポーツセンター(兵庫県伊丹市)》
神戸大 000 000 000|0
神院大 001 011 00Ⅹ|3

今季の結果=
 9月17日vs京大  〇9ー2
 9月20日vs神院大 ×6-7
 9月21日vs大体大 ×1-3
 9月30日vs京産大 〇7ー1
10月 3日vs京大  ×1-8
10月 6日vs佛教大 ×4-5
10月11日vs佛教大 〇5ー0
10月12日vs京産大 〇5-1
10月18日vs大体大 ×0-10
10月19日vs神院大 ×0-4

(画像:秋季リーグの順位表。勝利数→得失点差で順位決定。神戸大と神院大は得失点差でも並んだので同率3位となる。首位の大阪体育大が全日本大学軟式野球選手権に出場。6位の京大が2部へ自動降格。5位の京産大が2部2位との入替戦に出場。)

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