タッチフット、秋季リーグ 最終戦完封勝利で飾る

 11月13日、関西学生女子タッチフットボール秋季リーグ最終節が、兵庫県西宮市の武庫川女子大総合スタジアムで行われた。神戸大女子タッチフット部Rooks(ルークス)は、今季0勝2敗で並ぶ関学・名古屋外大合同チームと対戦。試合は、神戸大QBの牛島が3度のタッチダウンを決めるなど活躍し、28-0の完封勝利で今季を締めくくった。この試合で秋季リーグの全試合が終了し、神戸大は1勝2敗で3位。また、4年生にとっては最後の公式戦となった。<塚本光、本多真幸>

 今季すでに0勝2敗で3位以下が確定し、東西王座決定戦出場の可能性は消えていたが、せめて最後は良い勝ち方をして3位で終えたいところ。大雨の影響でぬかるむグラウンドをものともせずに選手たちは完封勝利をつかみとった。1Q、試合開始早々に神戸大が先制する。ランでチャンスを作り、QBの15番牛島が自らのランでタッチダウンを決めた(7-0)。

(写真:1Q、先制のタッチダウンを決める15番牛島。2022年11月14日武庫川女子大総合スタジアムで。)

 2Qも神戸大オフェンスが止まらない。開始早々、牛島が再びタッチダウンを決める。続けて10番辻沙彩(国人2年)がターンオーバーからタッチダウンを決めた(21-0)。

(写真:タッチダウンを決めて喜ぶ10番辻。)

 ハーフタイムをはさんで3Q。牛島がライン側で粘りを見せ、今試合3回目のタッチダウンを決めた(28-0)。

(写真:3Q、今試合3回目のタッチダウンを決める牛島)

 4Qは、得点こそできなかったものの、相手にもタッチダウンを許さなかった。試合終了間際には、比企野紀子(国人4年)前主将が途中出場。春に怪我をした影響で、秋季リーグはなかなか出場して活躍することができていなかったが、自身の公式戦最後の試合をフィールド上で終えた。

(写真:4Qから途中出場し、笑顔を見せる比企野前主将。)

 最終的に、神戸大が28-0の完封勝利で秋季リーグを締めくくり、1勝2敗での3位が確定した。東西王座決定戦に出場できるのは上位2大学であるため、神戸大は2年連続で秋季リーグでの敗退となった。また、4年生にとっては公式戦最後の試合となった。

 以下は試合後のインタビュー。

○主将の竹村実夢さん(農3年)
ききて)今日の試合はどうだったか。
竹村主将)とにかく勝利を掴むことを目標にしてたので、勝てたのはよかった。声を出すことで、全体としていい雰囲気でできたのがよかった。

(写真:竹村主将)

ききて)4年生が最後の公式戦だったが、どんな先輩たちだったか。
竹村主将)今日見ていても、いいプレーがたくさんあって、背中が大きくて、安心感があった。

ききて)来年への意気込みを。
竹村主将)今年日本一を目標にやったのに敗退してしまったのは悔しかった。チーム力でも技術力でも課題を整理して、克服しながら1年後に日本一を目指す。

○引退する高崎奈津乃さん(営4年)
ききて)今日の試合を振り返って。
高崎選手)最後の試合なので、とにかく楽しんで、全部やり切ろうと思ってた。出し切れたし、毎プレー楽しかった。4年間やったことを全部出した。みんな笑顔が多かったけど、自然に出ていました。

ききて)4年間を振り返って。
高崎選手)2年生の時に、コロナや怪我があったけど、苦しい時の仲間の支えが大きかった。怪我しても誰かが横にいてくれた。そのおかげでここまでできた。

(写真:高崎選手)

○前主将の比企野紀子さん(国人4年)
ききて)試合終了の直前からだけ、出場した。
比企野選手)5月に怪我をしたので、プレーできてなくて、最近ようやくプレーできるようになった。最後の試合だから、出す機会をもらえた。みんなも送り出してくれた。

(写真:比企野前主将)

ききて)4年振り返って。
比企野選手)個人的には怪我が多かったのもあって、自分のプレーでは不完全燃焼だった。
去年はキャプテンで、今年はディフェンスのリーダー。最善を尽くせたので、やり切れたかな。ただ、プレーで見せたかった。

ききて)来年への期待は。
比企野選手)日本一を経験したことある人がいないから、夢で終わらせずに、日本一を掴みとってほしい。

○牛島愛佳さん(営2年)
ききて)今日の手応えは?
牛島選手)雨であまりパスが通らない状況だったので、ランを活かせてよかった。練習通りのことができてよかった。

ききて) 来年からは3年となるが、来年への意気込みは。
牛島選手)チームを引っ張っていく立場だと思うので、チームを日本一に連れていきたい。

(写真:牛島選手)

○北勝千明コーチ
ききて)今日の試合を振り返って。
北勝コーチ)完封と点差をつけることを目標にしてたので、チームとして結果を出せてよかった。負け、負け、と悔しい結果が続いた後の2週間だったが、この1年で1番と言っていいくらい成長できた期間だったと思う。

ききて)今年のチームの特徴は。
北勝コーチ)今年のチーム4年生は、試合でも練習でもしっかり活躍してくれてたのはもちろん、制限が多い時期で活動していて難しい中で、最高学年として頑張ってくれた。大きな怪我をした子が何人かいたが、最後は全員戻ってきてくれて、後輩にいい影響を与えてくれた。

ききて)新チームの意気込みは。
北勝コーチ)秋リーグ敗退が2年続いていて、残っているメンバーは闘士メラメラさせているので、日本一になりたい。

(写真:北勝コーチ)

《関西学生女子タッチフットボール秋季リーグ第3節 神戸大vs関学大・名外大合同チーム @武庫川女子大総合グラウンド》
神戸大学 7 14 7 0|28
関名合同 0  7 0 0| 0

秋季リーグ順位表(最終)=
1位 京府大     3勝0敗
2位 武庫女大    2勝1敗
3位 神戸大     1勝2敗
4位 関学大・名外大 0勝3敗
(京府大と武庫女大が、東西王座決定戦に出場。)

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