共通テスト始まる 神戸大では3834人が志願

 2023年度大学入学共通テストの1日目が1月14日に実施された。午前に地理歴史公民、午後に国語、外国語の試験が行われた。神戸大では11か所の試験場が設置され、志願者は兵庫県内で最大の3834人だった。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、受験生には原則マスクの着用が求められた。<本多真幸、久保田一輝>

(写真:雨の中キャンパスに入っていく受験生。2023年1月14日、六甲台第1キャンパスの法・経済・経営学部試験場で撮影。)

 朝からの雨が降り続く中、傘を差した受験生が続々とキャンパスに入っていった。自分の試験場の場所が分からず、係員に尋ねる受験生の姿が見られた。大学入試センターによると、神戸大学広報課によると神戸大での志願者数は3834人で、これは兵庫県内最大。神戸大学広報課によると各科目の受験者数は、地歴公民の1時間目は524人、2時間目は3212人、国語は3354人、外国語は3485人、リスニングは3458人とだった。

 高校3年の女子生徒は、「授業ごとにこまめにアルコール消毒をしていた。第一志望の平均点に届くかすごく不安。好きなお菓子をたくさん持ってきたので、それで緊張を和らげたい」と話した。

 教え子たちの激励に来たという高校教員の男性は、「感染拡大の波が何度も来ており、受験生にはずっと検温表を配っている。コロナ禍で入学からいろんな意味で苦労してきた学年なので、最後の入試という場面では悔いなく終えてもらいたい。」と受験生を慮った。

(写真:配布される地歴公民の問題冊子を受け取る受験生。2023年1月14日、神戸大学六甲台第2キャンパスの工学部試験場で撮影。)

 新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に、受験のために原則マスクの着用が求められたほか、消毒用アルコールの設置や三密回避の呼びかけなどが行われた。文科省は昨年、コロナ感染や濃厚接触で共通テストの本試験も追試験も両方受けられなかった人のために、各大学に救済措置を要請していたが、本試験と追試験との間に2週間あることや、療養期間が短縮されたことにより、今年は要請していない。

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