ESS英語劇、2月27日(月)まで 現代版シンデレラを熱演

 2月26日、ESSドラマセクション冬公演2022の延期公演1日目が鶴甲第1キャンパスのシアター300で行われた。演目はシンデレラを大幅に作り替えた現代風の英語ミュージカルで、日本語字幕がついている。27日は千秋楽で、16時開場、16時半開演。入場料は無料だが事前予約が必要だ。<奥田百合子>

(写真:カーテンコールで踊る出演者たち。2023年2月26日16時半ごろ、シアター300)

 ESSドラマセクションは毎年5月と12月に英語劇を公演している。今年も冬公演が12月に予定されていたが、2月に延期された。3年生の72期は今回で引退。会場では防寒具として観客ひとりひとりにカイロと毛布が配られた。

 公式ツイッターによると演目「CINDERELLA」のあらすじは、「伝統に縛られ人々が窮屈な生活を送っている中、主人公エラ(シンデレラ)はドレスデザイナーになるという夢を追いかけ続ける。王子ロバートは戴冠式で見かけたエラに心を奪われる。魔法使いゴッドマザーや親友のネズミたちの協力をもとに、エラは舞踏会で王子と両想いになるが、恋と夢とのはざまで苦悩する」というもの。

(写真:舞台上でポースを決める出演者たち。2023年2月26日18時ごろ、シアター300)

 継母役でESS元部長の髙嶋紗愛さん(国人・3)とシンデレラ役でチーフの山田彩未さん(国人・3)は72期で、今回で引退となる。髙嶋さんは「コロナで先輩との関係が希薄だったり、対面のイベントが少なかったりしたので、伝統を引き継ぐのではなくて自分で1から企画することが多かった。ダンスミュージカルは私たちの代が初。舞台と観客が踊りや拍手を通じて一つになることができた」と話した。山田さんは「一度延期になったのでスケジュール、モチベーション的にしんどい時もあった。私たちが楽しむのはもちろん、お客さんに『明日からも頑張ろう』という勇気を与えていたら嬉しい」と語った。また「持ち前の明るさを活かして72期を超える舞台を作って」と後輩に激励の言葉を送った。

 公演後、観客席からは「楽しかった」といった声が聞こえた。部員の家族は「今日は6人で来ました。学生さんたちはよく頑張っているなと思う。令和版シンデレラだから、伝統にとらわれないという新しい考えや想いが伝わってきた。クスっと笑えるシーンもあって楽しかったです」と笑った。ESS70期のOBは「本当に良かったです。魔法使いのシーンが印象に残っています。現役時代は72期としか関わりがなかったけど、人が少ない中よくここまで頑張ったなと思う」と後輩への思いを語った。

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