農学部キャンパス西側のバス通り沿いに植えられたハクモクレンが、今年も満開だ。阪神・淡路大震災で犠牲になった学生・教職員を追悼するために2003年に植えられたもので、白く大きな花びらが、まだ冷たい春の風に揺れている。<OB取材班>
(写真:「六甲台南口」バス停背後の石垣で揺れるハクモクレンの花 2023年3月18日18時すぎ写す)
阪神・淡路大震災で犠牲になった学生39人、教職員2人を追悼するため、2003年に「阪神・淡路震災復興支援10年委員会(ひょうごグリーンネットワーク事業)」(代表、安藤忠雄・東大教授<当時>)の呼びかけで、この場所に41本のハクモクレンが植樹された。
今年も、後期試験が終わるころから順に花をつけ、取材した3月18の最高気温は13度。春とはいえまだ冷たい風に、市バス36系統南行きの「六甲台南口」停留所の後ろの石垣の上に並んだ白い大きな花びらが、並んで揺れていた。
農学部に通じる入り口に設置されたプレートには、「この通学路、通勤路に植樹されたハクモクレンによって、御霊が安らかであることを願う」という主催者のメッセージが刻まれている。
了
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