4月27日、神戸大はChatGPTをはじめとする生成AIの利用に関して発表をした。AIによって作成された文章をそのままレポート等の一部または全体に利用すると「剽窃」とみなされる可能性がある。また、授業によってはAIの使用自体を制限・禁止する場合もある。<奥田百合子>
(画像:神戸大学サイト スクリーンショット)
4月27日、神戸大はChatGPTをはじめとする生成AIの利用に関して発表をした。大学の授業等で生成AIを利用する場合には、以下の2点に注意が必要だ。
●作成された文章をそのままレポート等の一部分または全体に利用した場合は、「剽窃」とみなされることがあること。
●授業によっては生成AIの使用自体を制限・禁止する場合があること。
また、生成AIに関して、神戸大は一般的に以下のような問題が指摘されていることに留意する必要があるとした。
●作成された文章の内容に間違いや矛盾が含まれている可能性があること。
●作成された文章を利用することが著作権を侵害する可能性があること。
●機密性の高い情報や個人情報などを生成AIに入力することで、それらの情報が流出・漏洩する可能性があること。
【ChatGPTをはじめとする生成AIの利用に関して│神戸大サイト】
=ChatGPTをはじめとする生成AIの利用に関して | 国立大学法人 神戸大学 (Kobe University) (kobe-u.ac.jp)
読売新聞によると、質問に応じて自然な文章を作成する対話型AI(人工知能)「チャットGPT」を巡り、国内の大学が相次いで対策に乗り出している。リポートでの利用を制限したり、情報流出の危険性を学生に注意喚起したりする動きが広がっている。上智大は「リポートや学位論文などでは無許可での使用を認めない」、東京大は「AIのみを用いたリポート作成は認めない」など、各大学はAIをめぐる対策を発表した。
参考記事
▽チャットGPT、学生の利用に対策…上智大「論文使用なら厳格な対応」/読売新聞オンライン(2023年4月9日 5時00分)
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20230408-OYT1T50388/
了
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