神戸大建築卒業展 神戸KIITOで4月30日(日)まで開催

 神戸大建築卒業展2023「ANCHOR」が4月28日(金)から4月30日(日)までデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)のギャラリーAで開催している。工学部建築学科4年生が学部の集大成として卒業設計や論文、パネルなどを展示している。事前予約は不要で、入場料は無料だ。<奥田百合子>

(写真:建築卒業展2023「Anchor」の展示。以下すべて2023年4月28日午後1時半ごろ撮影。デザイン・クリエイティブセンター神戸にて)

 神戸大建築卒業展2023「ANCHOR」が4月28日(金)13時から18時半まで、4月29日(土)10時から18時半まで、4月30日(日)10時から15時までデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)のギャラリーAで開催中だ。工学部建築学科4年生の集大成として作品を展示している。

 事前予約は不要で、入場料は無料だ。29日(土)にはゲストに建築家の山道拓人さんと一瀬健人さんを、30日(日)には同じく建築家の山岸剛さんと杉田宗さんを迎え、特別レクチャーと学内講評会が行われる。

 受付を済ますと、すぐに協賛企業である総合資格学院のブースが現れる。学生はアンケートに答えると、建築にまつわる6冊の中から好きな1冊をもらうことができる。

(写真:総合資格学院のブース 学生は好きな本を1冊もらうことが出来る)

 その先には、神戸大学建築設計教育作品集KUAJの冊子のアーカイブが2013年度分から展示されており、過去の学部4年生の卒業設計のみではなく、修士設計や、1年生の製図なども掲載されている。

 ブースは1から30まであり、卒業設計や論文、パネルなど30人の作品が展示されている。スタッフによると、受付で配られる「ANCHOR」のガイドブックにブース番号ごとに展示者の情報や作品の見どころなどが掲載されているので、照らし合わせながら鑑賞するとより作品を楽しめるという。

(写真:建築卒業展2023「ANCHOR」の会場の様子)

 建築展「ANCHOR」は、工学部建築学科4年生の計画系、構造系、環境系コースの有志によって開催された。学生は自らさまざまな企業やアルバイト先をスポンサーとするなど、開催のための資金集めに苦労したという。

 建築展代表の徳枡謙輔さん(工・4)と「それぞれに苦労、上手くできたところがあるだろうけど、それらが全て模型にあらわれています。上から見るだけではなく、覗いたりしてじっくり見てみてほしい」と話し、広報の成川順平さん(工・3)は「コロナ禍で建築学科の上下のつながりが薄れている。1,2年生にぜひ来ていただいて先輩とのつながりをもってくれたら」と後輩にエールを送った。

 展示に足を運んだ他大の建築学科4年生の2人は「学校からのメールでこの展覧会を知りました。自分たちの卒業展の参考にしたい」と笑い、ひとりは「舟木さんの作品の屋根がとても特徴的。他作品と違って黒で統一されているが、なぜか重たくない。また観客席に座る人びとを綿棒で表現するという発想力がすごい」と話す。もうひとりは「小松さんの作品の花びらの表現や、屋根の淡い色がとても綺麗でお気に入りです」と語った。

(写真:舟木健太郎さんの作品「16.帆柱を見上げて」)
(写真:小松紀亜さんの作品「15.紅椿 鷺はすだき 湯はつきず」)

《神戸大建築卒業展2023「ANCHOR」》
●日時=4月28日(金)13時から18時半まで、4月29日(土)10時から18時半まで、4月30日(日)10時から15時まで。
●デザイン・クリエイティブセンター神戸(〒651-0082 兵庫県神戸市中央区小野浜町 1-4 ) [地図]
●予約=不要。
●入場料=無料。
●主催=神戸大学工学部建築学科
●問い合わせ=
▽公式Twitter=@kobe_sotsuten23
▽公式インスタグラム=@kobe_sotsuten23_anchors
▽メールアドレス=kobeuniv.sotsuten23[at]gmail.com
※送信する際は[at]を@に置き換えてください。

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