男子ソフトボールの全日本インカレ予選が5月6日、大阪公立大学で行われた。前日に3部リーグの全勝優勝と2部昇格を決め、良い流れに乗っていた神戸大男子ソフトボール部は、初戦で龍谷大を13-8で下す。続く決勝戦では阪大を相手に20-6で4回コールド勝ちし、9月から富山県で行われる全日本インカレに2年ぶり4回目の出場を決めた。井上主将は、「選手達の疲労が心配だったが、ここ一番の粘りと集中力のおかげで勝てた」と振り返った。<本多真幸、尾畑陽貴>
(写真:インカレ予選初戦の様子。男子ソフトボール部提供)
5月6日、大阪市住吉区の大阪公立大学グラウンドで、全日本大学男子ソフトボール選手権大会の関西予選が行われた。関西から全国大会に出場できるのは7校で、関西学生ソフトボール連盟の春季リーグ1部の1位から3位のチームに自動的に出場枠が与えられる。残る4枠を1部、2部、3部のチームがトーナメント形式で争う。
昨年の秋リーグの結果、2部から3部に降格し、悔しい思いをした神戸大。この日は、前日までに春季リーグ3部の全試合を全勝で終え、目標としていた3部優勝と2部昇格を決めていた。連日の試合で疲労が懸念される一方で、インカレ予選に向けての良い流れはあった。
初戦の相手は1部所属の龍谷大。初回の守備で4本のヒットと守備のミスから3点を先制されるが、2回に2アウトから一挙5得点し逆転する。5回に再びリードを許すが、6回に武舎海碧(1年)の2ランで再逆転した。7回にも5点を追加した神戸大は、13-8で龍谷大に勝利し、決勝へと駒を進めた。
初戦と同日に行われた決勝では2部所属の阪大と対戦した。神戸大は初回に6点を先制して主導権を握り、4回までに20得点。20-6の4回コールド勝ちで、2021年以来2年ぶり4回目の全日本インカレ出場を決めた。
第58回全日本大学男子ソフトボール選手権大会は、9月9日(土)から富山県富山市の岩瀬スポーツ公園で行われる。前回出場時は初戦敗退だったが、今回はそれ以上の結果を残すことができるか。
以下は、井上修介主将(理3年)の談話。
予選を振り返って。
「インカレ予選は1日で2試合、かつ前日にリーグ戦の最終戦があったこともあり、選手達の疲労が心配でしたが、エースの上山順也(国人3年)のここ一番での粘りや、周りの選手の集中力のおかげで勝つことができたと思います。また、この試合のおかげで、より一層チームの団結力が強まったことも良かったです」
全国への意気込み
「全国では自分たちの実力がまだまだ足りていないというのは自覚していますが、今回のように格上のチーム相手にも勝つことができると思っているのでチーム全員で勝利を掴みに行きます。インカレ大会でしか経験のできないことも多くあると思うので、勝つことだけでなく楽しむことも全力で、神大ソフト部らしさを出していきたいです」
(写真:集合写真。男子ソフトボール部提供)
《全日本インカレ関西予選 @大阪公立大学グラウンド》
初戦
神戸大 0 5 0 1 0 2 5|13
龍谷大 3 0 1 1 2 0 1|8
決勝
神戸大 6 1 4 9|20
大阪大 1 1 3 1|6
(4回コールド)
了
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