7月15日、グランフロント大阪で「神戸大学人の集い」(共催:神戸大学、神戸大学校友会)が行われ、80人近くが参加し親睦を深めた。7月28日には、東京・神田の学士会館でも行われる。<OB取材班>
(写真:80人近くの卒業生や大学幹部・スタッフが参加した「神戸大学人の集い」 2023年7月15日15:40 大阪市北区のグランフロント大阪ナレッジキャピタル・カンファレンスルームで)
大阪では今年の2月に行われた2022年度の「神戸大学人の集い」に続いて、対面での開催となった。
今回は、1960年代卒の大先輩から、2022年卒の若手まで約60人の卒業生の参加申し込みがあり、大学側の幹部・スタッフと合わせて約80人が、会場のグランフロント大阪のナレッジキャピタル・カンファレンスルームに集った。
「新型コロナウイルスの5類移行で、大手を振って対面で開催できるようになりました」と、明るい声で壇上に上がった藤澤正人学長(1989年・医学研究科卒)は、パワーポイントを使いながら、「THEの世界ランキングで、神戸大学は800位の手前、国内では14位です」と切り出し、神戸大学の現状を説明した。
大学院、とりわけ減少している博士課程の入学者を確保し優秀な人材を育てることの大切さや、若手教員の割合を増やすことなどの課題を解説。
戦略として、外部資金を増やし成長エンジンに結びつけて経営基盤を安定させながら、10学部15研究科の強みを生かした研究を集めることの大切さを説いた。具体的には、バイオものづくり、医工学、先端膜工学、健康長寿といった分野を束ねて、社会イノベーション研究拠点の支援で、神戸大発の研究を社会に「実装」していくという成長戦略モデルをテンポよく語った。
また、奥村弘理事・副学長(1986年・文化学研究科卒)が、「120周年記念募金も、(来年3月31日まで)さらに集めて、大学発展のために使っていきたい」と、神戸大学基金への寄付協力を呼びかけた。
懇親会では、去年設立されたばかりの校友会を代表して、坂井信也会長(1970年・経済卒)があいさつに立ち、「校友会の使命として大学に対する支援があるが、大学の動きを注視し、意見交換しながら見守っていくのが役目だ」と述べた。
このあと、卒業生代表の大坪清さん(1962年・経済卒)の乾杯の音頭で、懇親会が開宴。会場ではなごやかに歓談や名刺交換が行われた。
7月28日には、18時30分から東京・神田の学士会館でも「神戸大学人の集い」が行われる。
了
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