硬式野球部、1部残留ならず 来春から2部スタート

 10月26日、神戸大硬式野球部は近畿学生野球連盟秋季リーグの1部2部入れ替え戦で、大阪府豊中市豊中ローズ球場で神医大と3回目の対戦に臨んだ。神戸大は神医大の猛攻に食らいつくも、着実に点差をつけられて2-6で敗北した。これで戦績は神戸大の1勝2敗となり、2部降格が決定した。神戸大が2部で戦うのは、2015年の春季リーグ以来。<蔦旺太朗>

 10月24日から硬式野球近畿学生連盟秋季リーグの1部2部入れ替え戦が行われており、1部最下位の神戸大は2部首位の神戸医療未来大と豊中ローズ球場(大阪府豊中市)で対戦した。24日の1回戦は2-9で7回コールド負けを喫したが、25日の2回戦は4番喜田(経済3年)のホームランなどにより5ー4で勝利を収め、対戦成績を1勝1敗とした。2015年秋シーズンから長らく1部でプレーしている神戸大だが、26日の3回戦は1部残留がかかった重要な試合となった。

 試合は、2回表に神戸大が2死満塁のピンチに陥るが、先発の早﨑輝(済1年)の好投により危機を逃れた。しかし3回表、1死1塁からライト方向へのタイムリーヒットにより神医大に先制点を許す。ここで早﨑が交代、代わって友定舜(海政2年)がマウンドに立つ。

 5回表、1死2塁の場面からセンターへの大きな当たりにより追加点を入れられ、さらに引き離される(0-2)。しかし5回裏、神戸大は8番荻根澤司(国人3年)が四球で出塁、さらに盗塁に成功する。続く9番増田幹太(国人3年)が2死2塁の場面でライト前ヒットを放ち、その間に荻根澤が帰還、1点を返した(1-2)。

(写真:バッターボックスに立つ増田。硬式野球部提供。)
(写真:本塁を踏んでベンチへ戻り、チームメイトに迎えられる荻根澤。番号19番。硬式野球部提供。)

 7回表、神医大に右中間を抜ける2ベースヒットを打たれて2死2塁、続く打者にホームランを放たれて2点を追加される(1-4)。その裏、神戸大は7番梶川耕平(工4年)がセンターへのヒットを放ち、9番増田のサードゴロの間に梶川が帰還した(2-4)。

 8回表、神戸大は友定に代わって狩山知大(工3年)がマウンドに上がる。しかし神医大の猛攻は止まらず、2死2塁からライト前ヒットを放たれて失点。さらに9回表、1死1塁の場面で右翼手の失策で追加点を許す(2-6)。神戸大は投手を林大貴(海事4年)に交代してこの回を抑えるが、神医大の守備を崩すことはできず、2-6で神医大に敗北した。

(写真:マウンドで投球する林。硬式野球部提供)

 来年春季から2部スタートとなる神戸大はすでにチームとして再出発し、1部復帰を目指してスローガンを『革命 ~Ⅱ部からの逆襲~』としている。

以下は主将と監督のコメント。

駒寿諒真主将(国人4年):
 1年間主将を務め、2部降格という結果で後輩にバトンを繋ぐ結果になったのは非常に悔しい思いです。後輩たちが1部の舞台でまた野球ができるように精一杯できるサポートをしていきたいと思っております。

中井明則監督:
 (第3戦で、)選手たちは個々の持ち味を出し切ってくれました。スタンド、ベンチ、出場選手が一体となり、チーム一丸で戦えた素晴らしい試合でした。対戦相手の鈴木投手がベストピッチングでした。悔しいですが完敗です。

 (4回生には、)監督交代で例年以上に苦労をかけてしまいました。みんなの努力をチームの結果につなげてあげられず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。4回生は素直でやさしく、誠実な人間の集まりでした。私にとっては大好きな後輩たちばかりです。3回生以下の現役部員と一緒に一から出直して、ひとまわりもふたまわりも成長したチームになって、来春すぐ一部復帰を果たしたいと思います。応援よろしくお願いします。

《近畿学生野球連盟秋季リーグ1部2部入替戦3回戦 @豊中ローズ球場(大阪府豊中市)》
神医大001 010 211|6
神戸大000 010 100|2

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