３月１６日、神戸市中央区で、２０２３年度の神戸大学ニュースネット委員会の総会が開かれ、新しい委員長に奥田百合子（国人新３年）、副委員長に蔦旺太朗（法新２年）が４月１日付で就任する。＜蔦旺太朗＞

　神戸市中央区のエキマエ会議室三宮で、３月１６日、今年度の神戸大学ニュースネット委員会の総会が、ニュースネット委員会同窓会（O B会）と合同で開かれた。

　新しい委員長に奥田百合子（国人新３年）、副委員長に蔦旺太朗（法新２年）を選んだことが、現役側から報告された。４月１日付で就任する。

　また、ニュース出稿の本数が報告され、２０２３年度の出稿本数（２月２５日現在）は１７４本だった。２０２０年度の２８２本、２０２１年度の３２１本からは落ち込んだものの、コロナ禍前の２０１９年度の２２１本の水準に戻るものと見られることも発表された。このほか、現役、同窓会双方から会計報告が行われた。

●新サイト移行から１年

　続いて、２０２３年３月１日にカットオーバーした新しいニュースネット委員会のホームページ（https://kobe-u-newsnet.com/）についての報告があった。
　４月１４日から記事・写真が表示されない状態となり、１７日午前までの８０時間以上にわたって表示が停止したトラブルがあったものの、その後は順調に運営されている状況が伝えられた。
　席上、「読者の５０～６０％は、Twitter（７月から「Ｘ」に名称変更）から誘導されている」との分析が、現役からあった。

●アーカイブ記事の完全移行めざす

　同窓会でサイト移行を担当したO Bからは、「２０００年ごろのアーカイブ記事で完全に新サイトへ移行できていない部分がある」と報告があった。
　今年の献花式に学長が欠席した際のニュースでは、アーカイブ記事で「初の欠席」を報じることができ、「過去記事の重要性を再確認した」という発言があった。
　残りの記事の新サイトへの移行、紙面ＰDＦのリンク切れ修復については、予算を定めて進めることになった。

●Ｘ（旧Twitter）のブルーバッジ化へ

　Ｘ（旧Twitter）のニュースネット本体アカウント（@newsnet_kobe_u＝フォロワー約６７００）と、『神大ＰO R T A L』アカウント（@newsnet_kobe_u＝フォロワー約５２００）については、安定的な運用のために有料コースに転換（ブルーバッジ化）する方針が報告された（４月から移行）。
　毎週の会議でインプレッション、エンゲージメント率をチェックし、注目度の高い記事を分析することを再開する方針も述べられた。

●３０周年事業を検討

　ニュースネット委員会は１９９５年に放送委員会から分離独立し、６月に最初の紙面を発行してから２０２５年で３０周年を迎える。
　O B会側からの提案で、現役側も周年事業を検討することになった。
　１５周年の際は、本紙紙面の「縮刷版」の発行が行われたが、阪神・淡路大震災を契機に創立した経緯から、学内の震災関連の各団体との協業なども視野に入れて、３０周年記念事業について検討に入ることが話し合われた。

●部室の再開と活用

　２０２０年のコロナ禍以降、部室への立ち入りが長らく禁止されていたが、２０２３年５月の新型コロナ5類移行で出入りが自由になった。今後どう活用するかも検討課題になった。

●４月に「入学式号外」　４年ぶりの紙面発行

　４月の入学式で、２面建て（１面「入学式速報」、２面「校友会ＰＲ特集」）を組んで、２０２０年の震災号外以来の号外紙面配布を計画していることが現役側から報告された。これが本紙復刊の足がかりになるかどうか、注目される。

了