神戸大のバドミントン同好会「BADBOYS」が、3月中旬に行った合宿で宿泊施設の備品を複数破壊し、その動画がネット上で拡散している。神戸大は、25日にこれまでの経緯や調査について記者会見を行うという。また同好会の申し出により、新歓祭の出展や学内フリーペーパーの掲載が取り消しになるなど、その他の団体は対応に追われた<ニュースネット取材班>。
神戸大の非公認バドミントンサークル「BADBOYS」が、3月中旬に行った春合宿で、旅館の障子を破って空いた枠から顔を出して記念撮影をしたり、胴上げをして天井に穴を空けたりするなどの迷惑行為を行い、SNS上で拡散されている。
BADBOYSは、今回の件についていまだ声明は出していない。
25日(月)に記者会見 神戸大で
一部メディアは、神戸大がこれまでの経緯や調査について、25日に会見を行うと報じている。
大学「節度ある行動を」
神戸大学生支援課は、今回の不適切行為を受けて、3月21日夜に「学生として節度ある行動について」という注意喚起書を学内の非公認課外活動団体宛に通達した。
注意喚起書の中で、大村直人教育担当理事は今回の事案について「極めて非常識なものであり、恥ずべき行為であることに議論の余地はない」として、倫理観と節度を持った行動を学生に求めた。
サークル代表者は迷惑行為認める
産経新聞によると、学生の顔にはモザイクがかけられているが、大学がサークルの代表者に確認したところ、迷惑行為を認めたという。
旅館によると、破壊された天井や障子は、既に学生らが加入していた保険をもとに修復されており、警察への被害届は出されていないという。
参考記事
▽「物品荒らしすぎでしぬ」旅館の天井に穴、障子から顔 神戸大サークルが迷惑行為
/産経新聞 2024/3/19 18:22
=https://www.sankei.com/article/20240319-4YK4W5ISQ5PGHKZ4IPGBE727DU/
相次ぐ出展や掲載の取り消し 当該団体からの申し出
BADBOYSは、3月26日(火)、27日に鶴甲第1キャンパスで行われる新入生歓迎祭に出展する予定だったが、辞退した。
新歓祭実行委員会によると、当該団体の代表者から出展辞退の連絡を19日未明に受けたため、それを同日正午ごろ受理したという。
(写真:2023年度の新歓祭の様子)
さらに神戸大で年に1回発行されるフリーペーパー「KooBee」についても、当該団体の申し出により、掲載部分が削除される。
KooBeeによると、協議を行った結果、冊子の配布は例年通り行われるが「KooBee」に掲載されている個人情報について、SNSへの無断転載禁止の旨を記載したビラが挟み込まれるという。
現在SNS上では、不適切行為を行なった団体とは別の部活やサークルが、誹謗中傷にさらされている。
ニュースネットの次の記事では、今回のSNS上での誤った情報の拡散や誹謗中傷などについて、取り上げる。
了
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。