4月14日、神戸大学六甲台グラウンドでラクロス男子トップリーグ1回戦が行われ、神戸大ラクロス部STORMSは近畿大と対戦。新チームとなって初の公式戦であり、神戸大は第3Qで相手の勢いに押され失点するも、終始リードを保ちながら得点を積み重ね、11-4で勝利した。<蔦旺太朗、尾畑陽貴>
4月14日、神戸大学六甲台グラウンドでラクロス男子トップリーグが開幕した。第7回関西トップリーグトーナメントは、関西男子学生ラクロスの1部リーグに所属する7校の主催で、関西地区から全日本大学選手権優勝チームの輩出と地区の強化を目的に、毎年春に行われるトーナメント形式の大会。優勝チームは、春の東京六大学ラクロスリーグ交流戦の優勝チームと戦う。神戸大は2019年に1度の優勝経験がある。また、今試合は新チームとなって初の公式戦となる。
試合前半、神戸大は試合を優勢に進める。第1Q残り6分、1番藤井がショットを決め、神戸大が先制点を獲得。さらに、残り1分で藤井からのパスを左サイドの空いたスペースにいた10番高橋が受け取りそのままシュート、2点目を奪取する(2-0)。
第2Q、10番高橋が本日2点目のシュートを決め、さらに11番宮田がこぼれ球を拾ってシュートし追加点(4-0)。残り2分、近畿大の14番が、正面から守備の間を縫うようなシュートで1点を返す(4-1)。
第3Q残り11分、7番宮本がゴール。プレー再開から間を置かず、11番宮田が今日2点目のシュートを決める(6-1)。神戸大はこの後、7番宮本がさらに1点を追加するが、近畿大の攻撃に2失点を許し、点差を縮められる(7-3)。
第4Q、神戸大は1番藤井が本日3得点目を挙げるなどして、たて続けに3点を追加し、リードを広げる(11-3)。残り2分、近畿大は1点を返すも、試合終了直前に神戸大は18番尾関がダメ押しの1点を決め、神戸大は11-4で近畿大に勝利した。
試合後のインタビューで主将の藤田は「僕たちがやりたかったのは、トランジション(攻守の切り替え)で相手の守備が整っていない間に攻めるということ。勝利できたのは良かったが、これがうまくできずに終わった点で課題は残る。いい緊張感をもって臨めたと思うし、初めて試合に出た2回生がしっかり経験を積めたのは良かった。今は2回生が一番多いので、2回生の育成を大事にしている。」と話した。また、「Impact」というチームスローガンについて「1人1人が良い影響を与え合って良いチームにしていこうという意味と、関西連覇を達成して関西ラクロス界に衝撃を与えようという意味を込めて(このスローガンに)決めた。」と語った。
加瀬秀斗コーチは「今試合は50点くらい。関西連覇を目指している中で、無駄な失点が2点あったし、15点は取れる試合だったと思う。まだシーズンが始まって3か月くらいなので、リーグ戦までにチームの完成度を上げていが、今試合で感じたのは2回生がまだまだ戦力になり切れていないので、2回生がどこまで伸びるかが今季の成績の肝になってくると思う。」と話し、日々の練習については「神戸大らしい練習をしようと意識している。練習メニューの中でトランジションの要素を全部の練習の中に入れている」と独自の練習法を語った。
《第7回関西男子トップリーグトーナメント1回戦@神戸大学六甲台グラウンド》
神戸大2234|11
近畿大0121|4
了
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