アポロン・エルデが7月1日(月)、2日(火)に合同チャリティーコンサート 能登地震から半年

 神戸大混声合唱団のアポロンとエルデが、合同チャリティーコンサートを六甲道南公園で7月1日(月)、2日(火)の17時半から開催中。アポロン代表は「能登地震から半年。阪神・淡路大震災で被災した神戸大の合唱団として何かしたい」と語った。<奥田百合子>

(写真:合唱を披露する混声合唱団のアポロン。2024年7月1日17時33分撮影。以下、すべて六甲道南公園で)

 神戸大合唱団合同チャリティーコンサートが、六甲道南公園(神戸市灘区)で7月1日(月)、2日(火)の17時半から開催中だ。神戸大混声合唱団のアポロンとエルデが主催している。

 アポロン代表の志賀慎之介さん(法・4)は、コンサートの最初の挨拶で「今日で、能登半島地震からちょうど半年。29年前の阪神・淡路大震災で同じく被災した神戸大の合唱団として、何かできることはないかと思って企画した」と述べた。

 はじめに、アポロンが合唱を披露した。小雨の中、関係者を含めて30人以上が足を止めて合唱を聞いた。公園で遊んでいた子どもたちも、途中から合唱を聞く様子も見受けられた。

(写真:合唱に聞き入る観客たちの様子。2024年7月1日17時40分撮影)

 次に、エルデが合唱。2曲目の「この世界のぜんぶ」は明るい曲調で、指揮者も途中から合唱団の中に入り、手拍子も交えながら、笑顔で合唱を披露した。

(写真:コンサート中、募金箱を手にもつエルデの部員たち。2024年7月1日17時35分撮影)

 雨脚が強まる中、最後はアポロンとエルデが合同で合唱を披露した。1曲目の「しあわせを運べるように」は、29年前の阪神・淡路大震災のときに復興を願って作られた神戸にゆかりのある曲だという。

(写真:一緒に合唱するアポロンとエルデの部員たち。2024年7月1日17時54分撮影)

 コンサート後には、募金をする観客が多くいた。また、合唱を聞いていた小学生が「あの曲、学校で歌ったから知ってるで」とアポロンの部員に話しかける場面もあった。

(写真:募金をする観客。2024年7月1日18時撮影)

 エルデの江坂さん(済・3)と久保田さん(済・3)は「今回のイベントはアポロンさんから提案があった。それぞれで練習をして、一緒に合唱をするのは今日が初めてだった」と話した。

 チャリティーコンサートを提案したアポロンの代表・志賀さん(法・4)と副代表の池永さん(国人・4)は、「能登半島地震があったお正月のころから、合唱団として何かしたいなという思いに駆られていた。4・5月くらいにはエルデに声をかけていたが、半年という節目に『改めて思い返してもらおう』ということでこの時期にしました」と今回の経緯について語った。

 神戸大合唱団合同チャリティーコンサートは、7月2日(火)も六甲道南公園で17時半から実施される。

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