神大ラリーが9月14日(土)・15日(日)に兵庫北部で 自動車部が主催

 神戸大体育会自動車部が、9月14日(土)、15日(日)に第45回神大ラリーを豊岡市・香美町内で開催する。ラリーとは、一般公道を用いて自動車のタイムを競う競技。神大ラリーは、日本で唯一学生が主体となって開催するラリーだ。今年は44台のエントリーがあった。<奥田百合子>

(写真:第38回神大ラリーの様子。神戸大自動車部提供)

 神戸大体育会自動車部が、第45回神大ラリーを9月14日(土)、15日(日)に兵庫県北部にある豊岡市・香美町内で開催する。ラリーでは他の自動車競技と異なり、サーキットではなく一般公道でタイムを計測し、それぞれの自動車のタイムを競う。神大ラリーは日本で唯一学生が主体となって開催するラリーだ。神戸大自動車部は、部員9人とOBで神大ラリーを開催する。

 今年の神大ラリーは、JAF(日本自動車連盟)公認の準国内格式と呼ばれる位置にあり、全日本選手権の1つ下のカテゴリーである中部・近畿地区戦の第5戦に位置している。大阪公立大など大学自動車部を含む、44台のエントリーがあった。地区戦では全6戦の中で、各ラウンドの上位入賞者に順位に応じたポイントが与えられ、最も多くのポイントを獲得したドライバーが年間でのチャンピオンを獲得する。

(画像:第45回神大ラリー公式サイト スクリーンショット)

 ラリーでは、使用する公道の全区間ではタイムを競わない。競技区間のSS(スペシャルステージ)と移動区間のリエゾンに分けられ、SSでは最高時速100km程度が見込まれる。

 今年の神大ラリーでは、2つのSSを2回ずつ走る。うち一本は、今年からの新しいSSで、全国の地区戦の中でもトップクラスの長さを誇る12km超えだという。

 下見の際、各車はコースの全情報が詰まった「ペースノート」を作成する。ペースノートを読んで、ドライバーにコース情報を伝えるコ・ドライバーとドライバーのコンビネーションは、ラリーの見どころの1つだ。

(写真:第38回神大ラリーの様子。神戸大自動車部提供)

 神戸大自動車部によると、「今年の神大ラリーにかける現役・OBの熱意は並々ならぬものがある」という。コロナ禍で2年連続の中止となったため、2022年度は地区戦を外れ11台の参加にとどまり、昨年度は台風の影響で中止だった。そして今年から地区戦に復帰し、44台のエントリーがあった。

 ラリーを開催する上で難しい点は、役所申請だという。自動車部主将の関内悠太さん(文・3)は、「ラリー競技自体の知名度もそれほど高くない中、(公道を使用するために)各所が許可を出すに足りる理由を提示し、信頼を獲得するプロセスは簡単なものではありません」と話す。
 また、「今年で第45回を迎える長い歴史とOBとの強い結束がこれを可能にする弊部の強みだと考えています」「選手が安全に気持ちよく走れることを第一としております」と話した。

 自動車部によると、車のメンテナンスを行うサービスパークやリエゾンでは一般観覧が可能。SS内に立ち入ることはできない。

≪第45回 神大ラリー≫

●開催日程=2024年9月14日(土)、15日(日)
●主催=神戸大学体育会自動車部
●場所=兵庫県豊岡市・香美町内
●公式サイト=https://teamshindai01.wixsite.com/website
●神戸大体育会自動車部X= https://x.com/teamshindai

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