合成生物学で世界を目指す。神戸大・長浜バイオ大・岐阜大の学部生により結成された連合チームiGEM sci-netは、2025年度の大会参加に向けて活動している。現在新メンバーを募集しており、生物学を用いた地域社会の課題の挑戦に意気込む。<熊谷孝太>
(写真:イベントで活動報告するiGEM sci-net 。提供:iGEM sci-net)
「生物版のロボコン」とも称される世界的な合成生物学の競技会、iGEM。毎年10月下旬から11月上旬にパリで開催される「Jamboree」と呼ばれるイベントには、世界中400を超えるチームが集まり、1年間のプロジェクトの成果を披露する。合成生物学の手法を活用し、遺伝子を論理回路のように組み立て、地域社会の課題に対処するための生物をデザインし、その独創性と完成度を競う。
この大会への参加を目指す神戸大・長浜バイオ大・岐阜大の学部生により結成された連合チームiGEM sci-netは、現在40人弱のメンバーでのオンラインミーティングを中心に活動する。2025年度の大会参加が活動の目標だ。メンバーの所属学部は生命科学部、農学部、工学部のほか、文系学部所属のメンバーもおり、幅広い。その活動内容も、社会問題の探求から、インタビュー・アンケート調査、実験、データ収集や、他大学や中高生との交流など、多岐にわたる。活動が進むと、オフラインでの活動も増えていくという。
(写真:高校生に活動紹介を行うiGEM sci-netのメンバー。 提供:iGEM sci-net)
iGEM sci-netは、現在新メンバーを募集している。チームリーダーの小林良永さん(長浜バイオ大)は、「私たちiGEM sci-netは、iGEMで金賞を目指して全力で取り組んでいます!学部を問わず、共に挑戦し、成功をつかみ取る仲間を募集中です!新しいアイデアを形にし、一緒にiGEMの舞台で挑戦しませんか?生物工学や合成生物学に興味がある方、初心者でも大歓迎です!たくさんの入部をお待ちしています」と語った。
(写真:iGEM sci-net新規メンバー募集フライヤー)
了
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