神戸大男子ラクロス部STORMSは10月6日、大阪市鶴見区の鶴見緑地スタジアムで関西学生ラクロス1部リーグの第6戦に挑み、大阪大と対戦した。試合は、神戸大が得意とする堅い守備で相手の得点を2点に抑え、着実に点を重ねることで4-2で勝利。これによりFINAL3の進出が決まり、関西連覇まであと2勝となった。<蔦旺太朗>
10月6日、神戸大男子ラクロス部は鶴見緑地スタジアム(大阪市鶴見区)で大阪大と対戦、両者これが予選最終試合となる。これまでの神戸大の勝ち点は10、大阪大の勝ち点は7で、予選3位までが出場できる決勝トーナメントであるFINAL3への進出をかけた大事な1戦であった。
1Q、神戸大はボールを支配して何度もゴールに迫る。10番高橋(3年)がゴール間近からショットを放つが相手ゴーリーにセーブされる。その後得点のチャンスが訪れると、高橋がもう一度ショットを放ち先制点を獲得する。
2Qには、10番高橋がパスを受けるとすばやいショットで今試合2点目を挙げ、相手をリードする。DFではゴール前に迫られる場面があったが1点に抑え、2-1で前半戦を終えた。
(写真:ゴールを決めガッツポーズする高橋。2024年10月6日10時4分撮影。鶴見緑地スタジアムで)
3Q開始5分、1番藤井(4年)がノーマークでパスをもらうとクロスを振り切りショット、さらにその直後8番小林(4年)が速攻をしかけ連続得点する(4-1)。
(写真:ショットを決める小林。2024年10月6日10時26分撮影)
3Q終了間際に失点するも、4Qは持ち前の守備で無失点で逃げ切り、神戸大は4-2で大阪大に勝利した。
(写真:速攻で攻め入る神戸大。2024年10月6日10時46分撮影)
試合後のインタビューで主将の藤田惟杜(4年)は「今回の試合はロースコアを予想していて、その通りになった。相手ゴーリーにショットをセーブされるなかで、固い守りで粘ることができた。OFでは2、3年生が頑張ってくれた。相手チームの要注意選手を抑え、相手の弱いところをついていく。さらにすばやいトランジション(攻守の切り替え)で攻めようという作戦を練習してきた」と振り返り、今季のリーグに関して「混戦で落とせない試合ばかりだった。第2戦の同志社大との試合で大差をつけられて敗北したが、そこで気持ち入れなおすことができた。これがFINAL3進出につながったと思う」と話した。
これからの試合については「次の相手は同志社大、その次は関西学院大で、どちらも勝ち切れていない相手。気持ちよく勝って、1年間目指してきた関西連覇をやってやろうと思う」と意気込みを語った。
加瀬秀斗コーチは「今回の試合は、想定通りの試合展開になり、チームが強くなってきたなと感じた。OFは課題が残ると感じていて、集中していれば減るミスがあった。これからはそれが負けにつながる。DFはすごく良かった。完成度は関西でも高いところまで来ている」と話し、「トランジションなど、神戸大らしさがシーズン終盤になると出てきている。チームのらしさが出ると負けなくなるので、あと一歩成長すれば優勝できると思っている。」と神戸大の強みを語った。
FINAL3については「連覇したチームはほとんどない。栄光を目指して残りも集中して頑張りたい」と話した。
神戸大の次の試合は、10月19日(土)14時からたけびしスタジアム京都(京都市右京区)で行われる、同志社大との準決勝戦だ。神戸大は予選で同志社大に4-11で敗北しており、次回はリベンジマッチとなる。神戸大が優勝すれば、2019年、2021年に関西連覇した関西学院大以来となる(2020年は特別大会)。
関西学生ラクロスリーグ男子1部では、リーグ内の7チーム総当たりによる、予選ブロックを行う。その後、ブロック1位から3位で決勝トーナメント(FINAL3)を行い、最終的な順位を決定する。1部リーグ戦順位の5位、6位、7位に関しては2部リーグ順位の3位、2位、1位のチームとそれぞれ入替戦を行い、勝敗により残留、降格を決定する。
《第34回関西学生ラクロスリーグ戦・1部男子第6戦》
神戸大1120|4
大阪大1010|2
了
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