硬式野球部、伝統の神京戦 節目の第50回は引き分け

 3月14日、大阪シティ信用金庫スタジアムで、神戸大と京都大硬式野球部の伝統の一戦である「神京戦」が行われた。3回表に2点先制されるも、その裏にすぐさま点を取り返し同点。9回裏に2死三塁のチャンスが訪れるも、惜しくも打ち取られて試合終了。節目となる第50回は2-2の引き分けで幕を閉じた。<蔦旺太朗>

(写真:試合中の様子。大阪シティ信用金庫スタジアムで)

 3月14日、大阪シティ信用金庫スタジアムで、神戸大と京都大硬式野球部の伝統の一戦である「神京戦」が行われた。神京戦は1971年から続いており、今回で50回目の節目を迎えた。去年の神京戦では、神戸大が逆転勝利し、2022年から続く連敗にストップをかけた。

 試合は3回表、神戸大の先発田中(経済・4)は2死一塁からライト方向へのスリーベースヒットを放たれ、一塁走者がホームへ帰還、先制点を奪われる。次の打者の左中間へのヒットで点を追加され、さらに引き離される(2-0)。

 しかし3回裏、神戸大は先頭打者の8番友金(工・2)がセンター前の当たりで出塁すると、9番大内(国人・4)の犠牲フライによりさらに塁を進める。1番伊藤(経営・4)がピッチャーへの内野安打を放ち、 さらに盗塁に成功、1死二、三塁のチャンスを作り出す。2番松本(経営・4)の犠牲フライで1点を返し、3番有本(農・2)がヘッドスライディングで一塁に滑り込んで内野安打となり、京都大に追いつく(2-2)。

(写真:バターボックスに立つ伊藤)

 5回裏、9番大内、2番松本のヒット、1番伊藤の四球で神戸大は1死満塁となる。しかし3番有本がショートフライ、4番池上(経済・3)がファーストゴロに打ち取られ、追加点のチャンスを逃す。

 9回裏6番茂見(国人・4)のセンター前ヒットから7番森岡(国人・4)が送りバントに成功、さら8番友金のショートゴロの間に三塁に進む。2死三塁で最後の得点のチャンス、國本(経済・3)がバッターボックスに立つも、惜しくもサードフライに打ち取られて試合終了。伝統の第50回「神京戦」は2-2の引き分けで幕を閉じた。これにより、これまでの対戦成績を28勝20敗2分けとした。

 なお、優秀選手には、先発を務めた田中光士郎が選ばれた。

(写真:マウンドで投球する田中)

 今年の神戸大硬式野球部のチームスローガンは、「頂戦 ~負けるわけにはいかんのじゃい~」。神戸大は2023年の秋季リーグで2部に降格して以来、1部復帰を目標に掲げている。今年は1部復帰に加え、リーグ優勝、全国大会での一勝を目標とした。

以下は、試合終了後の主将の伊藤翼のコメント。

・今試合の振り返り
「50回記念の伝統の定期戦ということもあり、大事な一戦と位置付けて挑みました。 投手中心に粘り強く守ることができた点は良かったですが、勝ち切りたいゲームでした」

・今年のチーム目標への意気込み
「目標の達成に向けて課題は山積みですが、チームとして成長してまずは春季リーグ戦の優勝、そしてI部復帰を目指して頑張っていきたいと思います」

≪第50回神京戦@大阪シティ信用金庫スタジアム≫
京都大  002 000 000 | 2
神戸大  002 000 000 | 2

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