- Home
- ニュース, 文化・社会ニュース, 阪神・淡路大震災
- 震災慰霊の白い花 ハクモクレン咲き始める
阪神・淡路大震災で犠牲になった学生・教職員を追悼するために2003年に植えられた41本のハクモクレンが、今年は例年より少し遅く咲き始めた。農学部キャンパス西側の「六甲台南口」バス停付近に、おおぶりな白い花びらが、暖かい春の風に揺れている。<取材班>

(写真:白い蕾がふくらみ、一部は咲き始めたハクモクレンの花 2025年3月23日 8時50分写す)
このハクモクレンは、阪神・淡路大震災で犠牲になった学生39人、教職員2人を追悼するため、2003年に「阪神・淡路震災復興支援10年委員会(ひょうごグリーンネットワーク事業)」(代表、安藤忠雄・東大教授<当時>)の呼びかけで、植樹されたもの。
農学部に通じる入り口横に設置されたプレートには、「この通学路、通勤路に植樹されたハクモクレンによって、御霊が安らかであることを願う」という主催者のメッセージが刻まれている。 今年は、3月にはいっての冷え込みの影響か、例年より1週間ほど開花が遅い。取材した3月23日朝は、一番北の木の花は咲き始めていて、ほかの木の枝では、ふくらんだ白い蕾が揺れていた。

(写真:「六甲台南口」バス停そばの石垣に咲くハクモクレンの花 2025年3月23日 8時50分写す)
了
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。