3人以上の子どもを扶養する世帯を対象にした大学の授業料などの減免制度。神戸大は告知サイトを更新し、「申請期間内(5月30日まで)に申請できなかった方は、先ずは奨学支援グループに速やかに連絡を」と呼びかけている。「7月1日以降は日本学生支援機構のシステムが閉鎖されるため申請はできなくなる」とも併記していて、事実上、6月30日まで申請を受け付けることになった。文部科学省は6月30日まで申請を受け付けるよう各大学などに文書で通知していた。<取材班>
神戸大の学生支援課奨学支援グループは、5月30日付でサイト内容を更新。「申請期間(5月30日まで)は終了しました」としながら、「申請期間内に申請できなかった方は、先ずは奨学支援グループ(電話:078-803-5430、メール:stdnt-shogakushien@office.kobe-u.ac.jp)に速やかに連絡してください。 なお、7月1日以降は日本学生支援機構のシステムが閉鎖されるため、春期の申請は一切できません」と併記している。文言を読み解くと、事実上、6月30日まで申請を受け付ける、ということになる。

(画像:5月30日付で更新されたサイト。タイトルには「2025年度日本学生支援機構奨学金【学部在学採用・春期・第二次】の募集を申請できなかった方へ」とある)
少子化対策の一環として今年度から、3人以上の子どもを扶養する世帯を対象に所得制限なしで入学金や授業料が減免される制度が今年度から始まった。
申請は各大学がそれぞれ締め切りを設けて受け付けているが、すでに受け付けを終了した大学などでは、申請に間に合わなかった学生や親から文部科学省などに多く相談が寄せられる事態になっていた。
5月になって多くの大学が申請期間を延長したり、再度設けたりするなど対応をとりはじめたが、受け付けを終了した大学もあり、対応にばらつきがあると指摘されていたが、5月26日には、NHKが「文部科学省は6月30日まで申請を受け付けるよう各大学などに改めて文書で通知した」と報じた。
5月29日にニュースネットがメールで学生支援課奨学支援グループに取材したところ、「文部科学省からの新たな通知等により、今後の申請受付期間について変更が生じる可能性もあります。その際には、大学公式ウェブサイト等を通じて速やかに周知を行う予定です」と、期間延長を示唆していた。
なお、6月3日正午現在、「うりぼーポータル」の<大学からのお知らせ>欄に、サイト更新の告知は掲載されていない。
●学務部学生支援課奨学支援グループ(鶴甲第1キャンパスB棟1階学生センター内) 電話 078-803-5430(内線5430)。
●参考サイト=神戸大学サイト「2025年度日本学生支援機構奨学金【学部在学採用・春期・第二次】の募集を申請できなかった方へ」https://www.kobe-u.ac.jp/ja/campus-life/financial-aid/scholarships/jasso/reservation/#zaigakugakubuharu
(画像下:「うりぼーポータル」の<大学からのお知らせ>欄に、サイト更新の告知は掲載されていない。2025年6月3日正午 スクリーンショット)


了
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