４月に開設された新しい学部、「システム情報学部」の設置記念式典が６月２７日、百年記念館「六甲ホール」で行われた。大学の発表によると、藤澤正人学長、臼井英之システム情報学部長ら関係者、来賓約１４０人が出席した。神戸大は、２０１７年以来、再び１１学部体制に戻った。＜編集部＞

（写真：システム情報学部の設置記念式典　2025年6月27日　百年記念館「六甲ホール」で　神戸大学ウェブサイトから許可を得て転載）

　新学部のシステム情報学部は、工学部から情報知能工学科を独立させて発展的に改組して設置された。最初の入試となった２０２５年度の選抜試験では、１５０人の定員に対し８０８人が志願。１５９人が入学している。うち２８人が女子だ。

　学部の特徴を、大学は次のように説明している。
▽入学直後から専門科目を学び、その後で教養教育の幅広い学びに取り組む「反転教養教育」
▽意欲ある優秀な学生は、学部入学から最短６年間で博士の学位が取得できる「早期卒業・早期学位取得」
▽大学院生と一緒に研究プロジェクトを実践できる異分野共創C3(Co-Creation and Collaboration)ユニット教育プログラムなどを展開する。

　今春設立された「医学部医療創成工学科」を合わせて、１１学部１５研究科１研究所の体制になった。
　神戸大は、２０１７年に国際文化学部と発達科学部が再編統合されて国際人間科学部となり学部が１つ減ったが、これで再び１１学部体制に戻った。国立大では北大・広大・九大の１２学部に次いで、阪大・千葉大と並ぶ学部数だ。

了