第35回関西学生ラクロスリーグ戦男子のブロック予選の最終戦が10月4日、吹田市の阪大吹田キャンパスグラウンドで行われた。神戸大は関学大に4-11で敗れ、ブロック4位となり、ファイナル進出を逃した。関西3連覇を狙うシーズンだったが、無念にもブロック予選で姿を消した。<久保田一輝>
▽第35回関西学生ラクロスリーグ戦 男子
1Q 2Q 3Q 4Q 合計
神戸大 0 1 1 2 4
関学大 3 1 3 4 11
(10月4日 @大阪大学吹田キャンパスグラウンド)
第1Q、神戸大は立て続けに3点を失う。試合開始直後から関学大のペースで、オフェンスも得点できなかった(0-3)。

(写真:第1Q、神戸大は立て続けに3点を失った 2025年10月4日午後 阪大吹田キャンパスグラウンドで)
第2Q、神戸大は高橋佑太郎#10のゴールで1点を返したものの、さらに追加点を奪われ、前半を1-4で終える。

(写真:ゴールを決めた高橋佑太朗#10)
第3Q、高橋佑太朗#10がこの試合2本目のゴールを決め、2点差に詰め寄る(2-4)。神戸大に流れが来る時間帯もあったが、生かしきれず、3点を奪われる(2-7)。

(写真:この試合2本目のゴールを決めた高橋佑太朗#10)
5点差を追う第4Q、開始早々に追加点を奪われ、苦しい展開となる(2-8)。宮本優真#7の2本のゴールで4点差とするが(4-8)、その後関学大にさらに3点を加えられ4-11と突き放された。
神戸大は、これでブロック予選の順位が4位となりファイナル進出を逃した。
試合終了直後、神戸大の選手はうつむき、動けずにいた。あいさつが終わった後も、現実を受け止められないまま、時間だけが過ぎていった。

(写真:試合終了の笛がなりうつむく、ゴーリーの藤田惟杜#2)

(写真:あいさつが終わった後も、涙が止まらない選手たち)
<伊與政碧音主将の話>
こんなところで負ける訳がないと思っていたので、実感がない。2回生のときに関西制覇、3回生のときに関西連覇をしたのに、今年は4位として終わって悔しい。それでも、日本一を目指した過程は楽しかったし、人生の糧にもなると思う。(後輩たちには)自分たちが悔しい思いをした分、関西制覇をして、日本一もとってほしい。

(写真:試合後、目に涙を浮かべ、立ちつくす伊與政碧音主将)
<加瀬秀斗ヘッドコーチの話>
悔しい、哀しい。現実だとはまだ思えない。今年は強い選手がいっぱいいて、負けると思っていなかった。気持ちが追いついていない。コーチとして申し訳ない気持ちでいっぱい。勝つために練習でも厳しいことを言ってきたが、結果が伴わなかった。(後半は)流れを生かしきれずに失点をしてしまった。今思うと、準備が足りていなかった。

(写真:唇をかみしめる加瀬秀斗ヘッドコーチ いずれも2025年10月4日午後 阪大吹田キャンパスグラウンドで 撮影:久保田一輝)
<ブロック予選の成績 3勝3敗 4位>
○神戸大 6―5 同志社大
●神戸大 2―7 京大
●神戸大 3―6 阪大
○神戸大14―3 大経大
○神戸大 4-3 立命大
●神戸大 4―11 関学大
了
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