2025関西学生アメリカンフットボールリーグの第5節が10月13日、京都市のたけびしスタジアム京都で行われた。神戸大は立命大に16―24で敗れた。昨年の全国王者相手にあと一歩及ばなかった。次戦は10月26日(日)の関学大戦。<久保田一輝、伊藤望>

(写真:試合後、悔しそうな表情を見せる福田勘太主将 2025年10月13日午後 京都市右京区西京極の「たけびしスタジアム京都」で 久保田一輝 撮影)
▼2025関西学生アメリカンフットボールリーグ(Div.1) 第5節
1Q 2Q 3Q 4Q 合計
神戸大 0 0 10 6= 16
立命大 7 17 0 0= 24
(@たけびしスタジアム京都)
まだ暑さも残る中、昨年の甲子園ボウル覇者、立命大との闘いは始まった。
第1Qはなかなか思い通りのプレーができなかった。試合開始直後から、立命大のオフェンス陣を止めきれず、ゲインを奪われる展開が続いた。何度もファーストダウンを更新され、エンドゾーン近くまで攻め込まれると、最後は左サイドの空いたスペースに走り込まれ、タッチダウンを許した(0-7)。
第2Qも苦しい展開だった。QB宮田幸太郎#2からのパスをインターセプトされると、そのまま30ヤード以上を走られ、2本目のタッチダウンを許した(0-14)。

(写真:第2Q、パスを出すQB宮田幸太郎#2 久保田一輝 撮影)

(写真:インターセプトから、立命に30ヤード以上を走られタッチダウンを許す 久保田一輝 撮影)
第2Q終了間際には、さらにタッチダウンとフィールドゴールを許し、0-24で前半を終えた。前半は、昨年の全国王者を前に圧倒された展開だった。
ハーフタイムを挟んだ第3Q、ようやく神戸大にもタッチダウンが生まれた。パントブロックから、ディフェンスのいないフィールドをDB佐々木翔太#3が走り抜け、タッチダウンを決めた(6-24)。ポイントアフタータッチダウン(PAT)はキックを選択し、K下村慎#26がしっかりと決めた(7-24)。

(写真:第3Q、パントブロックからのタッチダウンを決めたDB佐々木翔太#3 久保田一輝 撮影)

(写真:第3Q、喜び合うDB佐々木翔太#3とLB片山琉世#49 伊藤望 撮影)
第3Q終了間際には、K下村慎#26がフィールドゴールを決め、10―24で第4Qに望みをつないだ。
14点差という、逆転するには最低でもタッチダウンが2本必要な点差で始まった第4Q。ベンチからは攻めろという声が盛んに飛んでいた。オフェンス陣が残り7ヤードまで攻め込むと、最後はQBランを選択し、QB山田眞尋#13が左サイドの空いたスペースに駆け込みタッチダウン(16―24)。これで8点差となった。

(写真:第4Q、QB山田眞尋#13のタッチダウン 久保田一輝 撮影)
続くポイントアフタータッチダウン(PAT)、神戸大はキックではなく、プレイを選択し2点を取りに行った。しかし、これは相手のディフェンス陣に阻まれ6点差とすることはできなかった(16-24)。その後もチャンスはあったが、パスがつながらず、16―24で立命大に敗れた。昨年の甲子園ボウル王者を相手にあと一歩及ばなかった。
<福田勘太主将の話>
1プレー目からやると決めていたけれど、去年の日本一の王者に押されてしまって、前半を圧倒されてしまったことが敗因。後半は点は取れていたけど、僕らがやりたかったアメフトはできていなかった。相手に点差をつけられてから火がついてしまった。(次の関学大戦に向けては)前半後半を通して相手を圧倒し続けるということができていないので、1プレー目からやり続けて絶対に倒したい。
<矢野川源監督の話>
悔しいです。前半もう少しうまく入っていれば。点差が点差だったので。ちょっと前半に悔いが残るかなという感じ。本来やりたかったことは後半の方ができた。前半ももちろん頑張っているけど、結果的に試合の(前半と後半の)どっちかがよくて、どっちかがいまいちという試合になってしまっている。こういう強い相手に一試合通して出し切るというのは難しいなというところ。(次の関学大戦に向けては)立命戦と同じで、捨てるものはない。とにかく出せるものを全て出す。
<今シーズンの成績 現在3勝2敗>
●神戸大 10―23 近大
○神戸大 20―18 京大
○神戸大 24―21 甲南大
○神戸大 21―10 同志社大
●神戸大 16―24 立命大
<今後の試合日程>
▽10月26日(日)vs関学大 12:00~
@たけびしスタジアム京都(京都市・西京極)
▽11月9日(日) vs関西大 11:00~
@万博記念競技場(吹田市・千里万博公園)
了
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