留学生ホームカミングデイ 卒業生が絆を確かめ合う

 10月25日、第19回ホームカミングデイでは、午前の全学式典に引き続き午後は百年記念館で第22回「留学生ホームカミングデイ」と「国際交流パーティーONE KOBE FAMILY」が開催された。

●第22回迎えた留学生ホームカミングデイ

 留学生ホームカミングデイは、フィリピン人留学生による力強いオープニングパフォーマンスで幕を開けた。続いて外交の舞台で活躍する卒業生による講演が行われた。
 フィリピン人学生たちは、運命の赤い糸をモチーフに大学との絆を表現した動画を制作。日本での学生生活で築いた貴重な思い出を紹介した。

 記念公演の登壇者には、キルギス共和国駐日大使夫人であるソルトバエワ・ジャミリアさんや、EXPO2025大阪・関西万博ポルトガル館広報アシスタントのヴォラウフ・サンドラさんらが名を連ねた。また、新たに設立されたフィリピンにおける神戸大学同窓会の紹介を通じ、大学の拡大するグローバルネットワークを称えるプログラムも実施された。

 イベントの締めくくりはハロウィンファッションショー。世界各地からの留学生や家族が伝統衣装に身を包み、歌を披露したり豊かな文化を紹介したりした。

●「ONE KOBE FAMILY」国際交流パーティー

 続いて行われた「ONE KOBE FAMILY」国際交流パーティーでは、軽食を囲みながら学生、卒業生、教職員が互いに交流し、古い絆を確かめ合い、新たなつながりを築く絶好の機会となった。

 藤澤正人・神戸大学長は、「地域連携への深い取り組みと、学生がメンターやリーダーとなる力を育むプログラム創出をはかる」とこれからの大学運営の姿勢を強調した。

 2006年卒業のソルトバエワ・ジャミリアさんは「本当に幸せな一日」と表現し、約20年ぶりに母校を訪れた感慨を語った。
 10年前の交換留学を振り返ったヴォラウフ・サンドラさんは「神戸大への留学は非常に影響力があり、人生を変える経験でした。ここで築いた友情、学んだ全てが、今私が国際関係の仕事に携わり、人と文化の架け橋となる道を開いてくれました」と話した。

 この日は神戸大学コミュニティ全体で共有された過去、現在、そして明るい未来を祝う日となった。

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