特別展「山崎隆夫 その行路―ある画家/広告制作者の独白」が11月16日(日)まで芦屋市立美術博物館で開催されている。山崎隆夫さんは神戸高等商業学校(現・神戸大)の卒業生で、画家として活躍しながら三和銀行やサントリーの広告活動に携わった。山崎さんの個展は関西の美術館では初めてだという。月曜休館。ただし11月3日(月・祝)は開館、4日(火)は休館。<川﨑成真>

(画像:特別展「山崎隆夫 その行路 ―ある画家/広告制作者の独白」のポスター)
山崎さんは1905年に大阪で生まれ、幼少期を神戸で過ごした。神戸高等商業学校の在学中から絵画制作に取り組み、様々な展覧会に出品しながら、戦後は三和銀行の広報担当として数々の広告を制作した。
1954年には寿屋(現・サントリーホールディングス株式会社)の宣伝部長に就任し、広告活動を通じて当時の日本人にはなじみの薄かった洋酒文化を普及させる活動に従事。晩年は神奈川県茅ヶ崎市で、1991年に逝去するまで画家としての活動を続けた。
今年は山崎さんの生誕120周年の節目にあたる。今回の展覧会では、山崎さんの仕事の全貌を「絵画」「広告」の双方向から展観することができる。
この展覧会では、芦屋市立美術博物館などに所蔵されている山崎さんの絵画や広告に関する作品が多数展示される。また、会期中毎週水曜日の13時から16時にはボランティア・スタッフによる鑑賞サポートを受けることもできる。
《特別展「山崎隆夫 その行路 ―ある画家/広告制作者の独白」》
●開催期間=9月20日(土)から11月16日(日)(月曜日は休館)
※11月3日(月・祝)は開館、11月4日(火)は休館
●開館時間=10時から17時(入館は16時30分まで)
●観覧料=一般1000円、大学生、高校生700円、中学生以下無料
※11月8日(土)、9日(日)は観覧無料
●開催場所=芦屋市立美術博物館(芦屋市伊勢町12−25、電話0797−38−5432)[地図]
●主催=芦屋市立美術博物館
●公式サイト= https://ashiya-museum.jp/exhibition/exhibition_new/20074.html

了
コメント
この記事へのトラックバックはありません。












この記事へのコメントはありません。