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- 震災31年慰霊献花式 参列者のことば【後編】
阪神・淡路大震災から31年になる前日の1月16日、神戸大六甲台第1キャンパスでは慰霊献花式が行われた。例年1月17日当日に行われるが、今年は共通テストと重なったため、前日の実施となった。神戸大ニュースネット委員会は参列者がどのような思いで献花式に訪れたのか、話を聞いた。後編では、大学教職員や一般市民のコメントを掲載する。<ニュースネット取材班>
大学職員・現役学生のコメント
▽藤澤正人学長
神戸大学学長。
「31年経ったが、毎年この時期になると震災のことが思い出される。自分も働いていた時に(震災が)起こった。ほんとにこんな震災起こるんかというような震災で毎年思い出す。やっぱり何年経ってもこういうことがあったということを忘れず、神戸大学でたくさんの犠牲者が出たということも忘れずに、大学として防災減災に取り組んでいかないといけないなと思う」

▽近藤民代さん
神戸大学都市安全研究センター教授。
「この日のことは忘れてはいかないと、ただただ思う。私は都市安全研究センターにいるので、都市の安全を守らないといけないと言わないといけないと思うが、この日だけはそう言えない。忘れてはいけないと思う」

▽入江智美さん(61歳)
神戸大学戦略企画室の職員。
「神戸新聞出身で、震災当日も取材に携わった。去年から神戸大に来ていて、献花式にも行った。やはり(震災が)年々風化しているという部分は大きいと思う。この日に(献花式に)来るのは続けていくし、明日は東遊園地の追悼式にも行く」

▽中真生さん(53歳)
神戸大学大学院人文学研究科教授。
「ここ(献花式)で遺族の方にインタビューさせてもらったことがあるので、その方にご挨拶をしにきた。去年(の献花式)に比べてガクっと人数が減ったように思うので、区切りっていうのもあるのかなと思いつつ、インタビューさせてもらったおひとりには、30年でどういう思いですかというお話をしたら『遺族にとって30年は関係ない』と厳しく言われた。なので、区切りにされる方もいるし、30年はどうっていうわけではないっていう方もいらっしゃるんだと思う」
▽梅屋潔さん
神戸大国際文化学研究科長
「神戸にある大学である以上は、この1995年の出来事は思い出さないといけない。これから教授会があるが、そこでも1分間の黙祷を行う。役職者でないときにも、この時期には思い出さないと。私は宮城に住んでいたので、震災は私のパーソナルな部分にも関わっている。遺族の方は何年経っても、忘れることや軽くなることはない。同じことが起こったときにいかに被害者を減らすかが大事」

▽守本瞬さん
神戸大学附属図書館情報管理課。
「昨年から震災文庫の担当になり、それをきっかけに献花式に参加するようになった。震災当時私は金沢にいて、自身が被災することはなかったが、担当になってから多くの方々のお話を伺い、当時がどれほど大変な状況だったのかを深く知るようになった。今日はとても厳粛な雰囲気でした」
▽跡部史浩さん
神戸大震災文庫担当。神戸大大学院人文学研究科 特命助教
「昨年から震災文庫の担当になり、今年初めて献花式に参加した。当時は東北地方にいて、なおかつまだ幼かったので、震災文庫の担当になるまで阪神・淡路大震災について深く知る機会がなかった。今回初めて参加し、献花式にはさまざまな思いを抱えた方々が参列しているのだと強く感じた」

(写真:左が守本瞬さん、右が跡部史浩さん)
▽茶谷翔さん
神戸大文書史料室特命助教授。
「去年震災30年の特別展をしていて、メインではないが関わったこともある。学生の被災について知る機会があった。1年に1回くらいは思いをはせないといけないと思う」

▽松岡和男さん
神戸大事務員。
「以前献花式の担当になったことをきっかけに、毎年参加するようになって、平成16年頃から参列している。震災当時は私自身も被災し、家が半壊してしまった。献花式では『私たちのことを見守っていてください』とお願いしています」

その他の参列者のコメント
▽瀧本善斗さん
神戸大経済学部2020年卒。
「毎年伺っていて年中行事みたいな感じ。明日は、朝は上野さんと一緒に過ごして、そのあと東遊園地に行こうかなと考えている。このあと上野さんの講演会も行きます」

▽匿名希望
震災後の1995年に、神戸大学へ入学。マスコミ関係者。
「亡くなった方たちとは学年が違いますが、震災が終わった春に、ボロボロになった神戸と共に学生生活をスタートしました。献花台へは毎年訪れています。大学では楽しい時間を過ごしましたが、先輩たちは突然命を断たれた。どうか安らかに眠って欲しいと思います」
▽ 津村千代さん (86)
当時芦屋で病院で看護師として勤務。
「亡くなった方へは、毎日慰霊碑でお祈りをしています。ここでは若い人が亡くなられた。今日慰霊碑の前に立って、生きていればもういくつになられたのかね、と考えます。当時市民病院裏手の体育館には、沢山の遺体が並んでいました」

▽坂本聡さん
神戸大工学部2020年卒。
「先輩方が亡くなられていること知り、自然と参加すべきだと感じた。現在は神戸で働いていて、度々この慰霊碑を訪れているが、今日はいつもとは違う厳かな雰囲気があった。この献花式や参列される方々の想いを、若い人や学生の方々にも知ってもらい、足を運んでほしいと思う」
了
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(川﨑成真/久保田一輝/成瀬泉/加藤万由里/本田愛喜/尾畑陽貴/奥田百合子/本多真幸/木下由翔/田中博朗/伊藤望)
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