神戸大や兵庫県、企業などで構成するひょうご健康都市推進協議会が、黒豆を使ったレシピを掲載した冊子「まいにち、黒豆!」を2018年10月に作った。簡単に調理できる19品のレシピが掲載されている。
冊子の前半では、黒豆の種皮に含まれるポリフェノールの効果を紹介。血管機能の向上、高血糖や肥満の予防をはじめ、さまざまな効果があるという。後半では「豚肉の黒豆入りケチャップマリネ」や「黒豆と根菜の味噌汁」「黒豆とチョコのブラウニー」などのレシピを掲載。同協議会の事務局長を務める、農学研究科の山下陽子特命助教は「おいしくて何の料理にも使える」と、黒豆で作るドレッシングを薦める。
黒豆の皮に含まれるポリフェノールは、体調を整える機能を持つ。煮ると煮汁に成分が溶け出てしまうため、同協議会は栄養を保ったままおいしく食べる方法を研究。最良の加工品は黒豆きな粉という結果が出た。冊子にもきな粉を使ったレシピを多く掲載する。
同協議会は2016年、神戸大を中心に設立された。食での健康推進を目指し、兵庫県の特産物、黒豆を扱う。主な活動はレシピや加工品の開発、セミナーや料理教室の開催、食材に含まれる栄養の検証。レシピを掲載した冊子を作るのは2回目だ。
冊子はB5判、16ページ。食の専門家を招いたセミナーなどで無料配布し、送料のみで郵送も対応する。
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