安全保障関連法の発動と廃止を目標とし、教職員らで構成する「神戸大学平和フォーラム」は9日、六甲台本館の312教室で、元米軍人らでつくる国際平和団体「ベテランズ・フォー・ピース」との交流会を行った。ベテランズ・フォー・ピースの一員、レイチェル・クラークさんが、近年の戦争が様変わりしていることや戦争しないために何ができるかについて話した。
レイチェルさんは普段、ベテランズ・フォー・ピースに属する元軍人の通訳として活動している。交流会では、元米軍人の戦争体験や「軍隊が徴兵制から志願制になり、貧しい人の寄せ集めだ」などの現状が報告され、戦争を正しく再認識することの重要性が話し合われた。また「戦争で命を落とす兵士よりも、戦地から帰還した後に自殺する兵士の方が多い」と兵士も被害者だと語り、「戦争をしないためには国と国よりも人と人で話し合う民間外交が大切」だとした。
大阪ユニセフ協会のボランティアを通じてベテランズ・フォー・ピースを知り、交流会に参加した60代の男性は「戦争の変わり様に驚いた。若者にも(平和運動が)広がっていけばいいな」と話した。
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