武田廣学長は２０１９年度入試から、「『志』特別入試」と呼ばれる、新たなアドミッション・オフィス（ＡＯ）入試を導入すると、２０日の定例会見で明らかにした。

　現行のＡＯ入試とは異なり、大学入試センター試験を利用せず小論文や面接などで選抜。合格発表は１１月末を予定しているため、不合格でも、他の入試形式に比べて一般入試まで時間的余裕があるのが特徴の一つだという。

　実施するのは文、国際人間科学、法、医（保健学科）、工、農、海事科学の７学部で、募集定員は計４８人。

　出願は８月上旬に受け付け、９月下旬には書類審査やレポート、総合問題などの１次選抜、１０月下旬にはプレゼンテーションや面接、小論文などの最終選抜をそれぞれ実施する。合格者には１２月から、アドミッションセンターが入学前教育を行う。

　高い志を持って社会に貢献できる学生を選抜するのが目的。学内の一般入試改革に先駆けて導入される。

　センター試験を利用しない入試は学内では異例。受験生の主体性や思考力、知識などを多面的に評価できる入試を目指す。