【タッチフット】激しい攻防 接戦制す

◇関西学生女子春季トーナメント決勝(15日 王子スタジアム)
○神戸大28ー19武庫川女子大●

 開始早々、神戸大はQB山本(発達・3年)からDB熊澤(同)へのロングパスが決まりタッチダウン(TD)。一気に流れをつかもうとしたが、第2Q
では、武庫川女子大も短いパスでディフェンスを揺さぶりTDを2回決め、食い下がる。14ー13で神戸大がわずかにリードしたまま折り返した。

 後半も両者の粘り強い攻防は続く。第4Qには武庫川女子大にTD間際まで寄せられたところでDB宋(海事・4年)がインターセプト(INT)で失点を回避。しかし直後に武庫川女大がINTで返すと、熊澤がさらにINTを成功させTDに持ち込んだ。残り1分を切って失点を許したが、実力伯仲の接戦を乗り切った。

 今回のトーナメントで優勝した神戸大は、21日に横浜スタジアムで行われる春季全国大会「シュガーボウル」に出場する。

【試合後のコメント】

▽佐野ヘッドコーチ
「五分五分の戦いで、もう一度やって確実に勝てるか分からないようなゲームだった。武庫川女大のような短いパスで確実に攻めていく攻撃が出来ればプレーの幅が広がる。守備は後半に修正できたのが収穫。シュガーボウルでは強いチームと対戦して、さらに自分たちの良いところを見つけたい」

▽主将G・DL北山
「勝たないとだめな試合で勝てたのはよかった。ただINTを許すなど課題はある。パスに自信を持てるようにパスプレーも練習しようと思う」

▽WR・DB熊澤
「QBがいつものプレーを思い切りしてくれたのが大きい。テンポよく攻められればチーム全体に勢いがつく。シュガーボウルまであと少ししか練習できないので、1歩目から自分たちの勢いでできるように頑張りたい」

▽QB山本
「時間の使い方が悪かったり、チャンスを決めきれない部分があったりした。今回は相手のディフェンスラインを下げようとロングパスも多く投げた。開始直後のロングパスからのTDは事前にやろうと決めていた。来週の試合までにランの精度をもっと上げられれば」

【第1Q】神戸大7-0武庫川女子大
【第2Q】神戸大7-13武庫川女子大
【第3Q】神戸大7-0武庫川女子大
【第4Q】神戸大7-6武庫川女子大
【試合結果】神戸大28-19武庫川女子大

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