須磨海水浴場(神戸市)で今夏、屋台経営に挑んだ経営学研究科の保田(ほうだ)隆明准教授(商学)のゼミ生らが、4日にミント神戸(中央区)で報告会を行った。
ゼミ生らはギョーザ専門店「俺の餃子」とフランチャイズ契約を結び、7月21日から8月31日にかけて、ギョーザ屋台を営業。開店当初は売り上げが伸びず苦戦したが、メニューの改善などを図り経営は黒字で終わった。
報告会では保田ゼミの紹介や収支報告、売り上げを伸ばすための工夫などをスライドを用いて説明した。人事担当の矢野大貴さん(経済・3年)は、呼び込みのアルバイトとのコミュニケーションを円滑にするため、開店前に決起集会を開催したエピソードを紹介。「アルバイトと関係を構築していたことで、給料に歩合制を導入した時も理解してくれた」と振り返った。
渉外役をこなすなどプロジェクトの中心となって活動した粟田晴貴さん(経営・3年)は、報告会の最後で「協力してくれた方々の期待に応えなければというプレッシャーはあった。(保田先生の助言など)大人の力がなければ成功しなかった」と語った。
この日は、プロジェクトを見守った保田准教授も出席。「自分が答えを与えても意味がない」と考え、ゼミ生ら自身の力で課題を解決するよう促したという。「もちろん反省すべき点はあったが、とにかくやり切れたことが良かった」と教え子たちを評価した。
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