第36回六甲祭は15日、2日間の日程を終えて閉幕した。2日目の15日は、プロコンサートや白熱教室などの企画が催され、地域住民や他大学の学生を含め大勢の人々が来場した。
◇サッカーから考える人種差別 体験講義「白熱教室」
午後2時から、第一学舎206教室で行われた国際文化学研究科の小笠原博毅准教授による体験講義「白熱教室」。講義には幅広い年齢層の人達が足を運び、耳を傾けた。
13日にパリで発生したテロを受けて内容の変更が明言され、サッカーと人種差別問題を軸として話が進んだ。小笠原教授はテロという言葉を「大量殺人」と言い換えた上で、「競技人口の多さやプレーする事が容易である点などから、世界一人気であるといっても過言ではないサッカーをする場が大量殺人の標的になった。数多の国が存在し非対称な世界で、ピッチに立つという平等な権利を持つ者同士が対等にプレーできる場が侵害された」と熱弁。最後には「サッカーだけをしていればそれでいいという訳ではない。サッカーを理解するには、サッカーでないものを知らなくてはならない。そうすれば、一層サッカーの持つ良さが際立つ」と締めくくった。
◇「マイファス」コンサート 観客と触れ合う
午後4時より、六甲台グラウンドメインステージで「MY FIRST STORY」による「ライブ IN ロッコーフェス」が開催された。
会場には、学内外を問わず多くの人が来場した。およそ1時間30分のライブで15曲が演奏され、観客は歌に合わせて掛け声や手拍子をした。最後にはアンコールがあり、メンバーが観客席近くまで降り観客らと握手をするなど、さらなる盛り上がりを見せた。
ライブに見に来た人たちは「最高に盛り上がり、楽しかった」や「アンコールでメンバーの人と直に触れ合うことが出来て、良い思い出になった」と話した。
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