練習中はボールの準備やタイム計測、水分補給や練習を見返すためのビデオ撮影などを行っている。しかし、練習外でも仕事は多い。張さんは「私はアメフト部と外部との窓口のようなもの」と言う。試合のスケジュール調整や遠征時の交通手段の手配、連盟やヘッドコーチとのやりとりなど主務としていくつもの仕事に取り組む。また、部内で毎年発行する冊子に掲載する広告の獲得も担っている。
マネージャーの業務は幅広いが、人数が多いため、個人の役割がしっかりしている。張さんが入部を決めたのも、選手のサポート体制が整っていた点に魅力を感じたから。試合に出場するわけではないが、自分が役割をこなすことでチームに貢献できるという意識を共有している。
しかし、苦労も多い。業務やミーティングなどで夜遅くに帰宅することもしばしば。授業が始まると、さらに厳しくなる。「全員を見られず、頑張っている子にもっと頑張れと言ってしまった」。全マネージャーを統括する立場として1人1人に目を配らなければならない。
苦労もやりがいの1つ。最後には「試合に勝ってもらわないと意味がない。練習をしっかりやってもらって、最後は試合に勝てるよう頑張ってほしい」と選手に発破を掛けた。
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