この賞は、神戸大でロボット研究をしていて、1995年の阪神・淡路大震災で亡くなった競基弘さん(当時=工学研究科修士課程)の遺志を継いだもの。レスキューシステムに関する研究開発で功績を残した若手研究者に毎年贈られている。
若手研究者のみならず大学生へも積極的に賞を授与している競基弘賞。長湫ボーダーズの松原秀彦さん(愛知工業大・4年)は受賞について「すごく名誉なこと。こういった賞があるおかげで自分達のような若い世代が開発に躍起になれる」と話した。今後は大学院に進み、さらにレスキューロボット開発に携わるという松原さんは「レスキューロボットは1回も失敗は許されない。不安も感じるがやりがいも大きい」と決意を新たにした。
競基弘賞委員会委員長の松野文俊(京都大教授)さんは「若い人は夢を持ってほしい。学術的な興味を持って研究に突き進み、その成果を人を助ける、癒すことに注いでほしい」と話し、次世代へのエールを送った。
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