【タッチフット】勝利も低調な内容 大一番に向け不安残す

 関西タッチフット女子秋季リーグ第3回戦、神戸大ROOKS-京都府立大の試合が10月13日、神戸大学海事科学部グラウンド行われた。13-7の僅差で前半を折り返した神戸大だが、後半は相手のミスやインターセプトなどから得点を奪い26-7で京都府立大を破った。勝利したものの、満足できない内容に、試合後の選手の表情は明るくなかった。

 試合後、主将谷端(発達・3年)からは反省の言葉しか出てこなかった。「自分たちのプレーの精度がまだまだ。相手のミスに助けられた」。良かった点についても「正直言って、ない」ときっぱり。「自分たちの実力は出せなかった」と悔しさを滲ませた。

 神戸大は第1Q最初の攻撃で岩谷(発達・4年)が先制TD決めると、第2Qにも谷本(経済・3年)のTDで得点加え13-0とする。しかし、同じ第2Qに相手のロングパスからTDを決められ6点差に詰め寄られると、その後なかなか点を奪えず苦しい展開に。相手のミスでもらったチャンスを生かせないシーンも目立った。結局、第4Qにインターセプトなどから2TDを奪い26-7と勝利したが、内容に納得できる勝ちではなかったようだ。

 勝ちを収めたものの、実力の違い、相手のミスの多さを考慮するもっと圧倒していてもいい試合だった。「武庫女に勝つためにやってきた。今日のような内容じゃ到底勝てない。今日みたいに相手はミスしてくれない」。試合後の谷端の暗いトーンもうなずける。

 次戦は11月4日、対武庫川女子大だ。春には19-52と完敗し、悔しい経験もした。「まだまだ伸びしろのあるチームだし、負荷をかけてやっていく」と谷端。神戸大ROOKSの大一番がやってくる。

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