神戸大生協学生委員会(GI)による期間限定のノンアルコールバー「語りBar‐じーあい‐」が8、9日に国文学生ホールでオープンした。「誰かの話を聞くだけで世界は広がる」という思いから導かれた「交流」をテーマとしたスタイルに、連日60人以上の学生が集まった。学生はノンアルコールカクテル片手に夏休みの思い出や将来の夢を語り、日常とは一味違う雰囲気に酔いしれた。この語りBarは11日、LANS学生ホールにて最終日を迎える。時間は午後4時30分から7時30分まで。
多くの学生が日々利用する学生ホールが、日常から切り離されたBarへと変わった。控えめな照明と雰囲気のある音楽に彩られた会場に、興味をひかれた多くの人が集まった。
今回の「語りBar‐じーあい‐」は、参加者が各テーブルに割り振られ、そこでお題に沿って互いのことを語り合うスタイル。スタッフに割り当てられた席に座る参加者の多くは初対面だ。GIのメンバーのリードで会話が進められ、ランダムに決めたお題について話し合う。いつもとは違う会場の雰囲気に会話も弾み、時間いっぱいまで話し込む参加者も見られた。
語りBarを中心となって企画した田中風帆さん(法・2年)には「毎日同じところへ通い、同じ人と喋る大学生活では面白くない」という問題意識があったそうだ。それを打破するための企画として、「参加しやすく拘束時間が長くない」というコンセプトのもとに発案したのがこの語りBar。自身が東北へボランティアに行ったときに入った個人経営の居酒屋のように、その場にいるだけで交流が広がっていくような空間にしたかったという。さらにドリンクは1杯150円、テーブルごとの交流は30分区切りと気軽に参加できるイベントにしようと心を砕いた。
参加者の1人、竹田早希さん(法・2年)は「友達と一緒だったので気軽に来れた。スタッフも正装で、おしゃれな雰囲気が良かった」と話し、GIの作る「非日常」を楽しんだ様子だった。
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