近畿学生野球連盟秋季1部リーグ戦第2節、神戸大-大阪市立大の第2戦が6日、舞洲ベースボールスタジアムで行われた。神戸大は1点を追う展開で迎えた6回、一死二、三塁の好機で6番高橋(工・3年)の中前適時打で2点を奪い逆転。しかし8回、安打と四球などで満塁のピンチを招くと、2点中前適時打で再逆転を許し、2-3で敗れた。前日の第1戦の敗戦に続き2連敗となり勝ち点を落とした。【9月9日 神戸大NEWSNET=UNN】
まさに8回の攻防が明暗を分ける試合となった。
初回に先制を許した神戸大は6回、先頭の3番畑中(工・4年)と4番山崎(工・4年)の連続安打で二、三塁の好機を作ると、6番の高橋が相手内野手の前進守備をしぶとく破る2点中前適時打を放ち、2-1と逆転に成功する。
ところが8回、ここまでほぼ毎回走者を背負いながらも初回の1点に抑えていた先発瀬川(工・3年)が踏ん張れない。前回の登板の反省として「四球を出さないように」と話していた瀬川だが、二死から四球、安打、四球で満塁のピンチを背負うと、最後は詰まった打球が少し深く守っていた中堅手の前に落ちる2点適時打で逆転された。
その裏、神戸大は無死一、二塁の場面で送りバント失敗、三振と「これでは勝てない」と中村監督がうなだれる拙攻で大きなチャンスを生かせず、そのまま2-3で試合を落とした。
試合後中村監督は「8回の攻撃で点を取れなかったのが大きかった。(8回のピンチでの守りについて)外野手に少し前進して守るように指示するべきだった。研究したことが生かせなかった」と悔しさをにじませた。
前日の試合も先制され同点に追いつくも、終盤に勝ち越されるという内容で敗戦を喫していた神戸大。連日同じような展開で1点差の試合を落とし、勝ち点を奪えなかった。リーグ戦優勝へは黄色信号。負けられない戦いが続くことになる。
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