- Home
- ニュース, 文化・社会ニュース, 阪神・淡路大震災
- 新人蜂、炎天下に飛び立つ はちの巣座新人公演「Alone Again」
「Alone Again」は売れない作家の密かな恋の物語。ゴーストライターとして落ち目の女優との接点が生まれた主人公は、小説のため女優へ取材をしていくうちに彼女にひかれていく。しかしその想いは秘められたまま。しかも物語は主人公ではなく女優を軸に展開していく――。
会場となったシアター300には空調設備がなく、その対策としてうちわと冷却ジェルシートが配られた。しかし会場は外の炎天下のせいもあって蒸し風呂状態。観客も役者も汗で肌をぬらしながら会場の空気を形作っていった。
主演のマエタイモこと前田直人さん(農・1年)は、高校までは野球部に所属していた体育会系出身。今までにない経験で「分からないことだらけで『これでいいのか』と不安だった」としながらも「演じることにのめり込んだ」「演じることは楽しい」と笑顔で話した。友人が出演していたという1年生は「新人公演でここまでガッツリの舞台と思っていなかった。同じ作品をもう一度観たい」と話し、心に響くものがあったようだった。
「Alone Again」は13日に午後5時から尼崎ピッコロシアターで千秋楽公演を行う予定だ。
【写真下】終演後のカーテンコール (8月11日・シアター300にて 撮影=竹内勇人)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。