45分の交響曲鮮やかに 交響楽団第62回定期演奏会

交響楽団は26日、神戸国際会館こくさいホール(神戸市中央区)で第62回の定期演奏会を開いた。演奏会の最後を飾った、約45分間にわたる「チャイコフスキー 交響曲第4番ヘ短調」の壮大な演奏に、会場に訪れた人々はこの日1番の大きな拍手を送った。【12月28日 神戸大NEWSNET=UNN】

「チャイコフスキー 交響曲第4番ヘ短調」は、4つの楽章に分かれた交響曲。会場に訪れた人には曲の解説を掲載したパンフを配布し、交響曲になじみのない人でも、曲の意図を容易につかめるような配慮がなされていた。曲調が変わる間が訪れるたび、そのダイナミックな演奏に息をのむ音が聞こえる場内。第4楽章演奏後、場内からは「ブラボー」の称賛が飛び、数分間やむことのない、盛大な拍手が送られた。団長の梶田伸明さん(経営・4年)は「今までのなかでベストの出来。半年近く今日のために練習していたが、拍手を聞いて報われたなと感じた」と、安堵の表情を浮かべた。

毎年交響楽団に所属する4年生の卒業定演として開催されるこのコンサート。今年度は25人が卒団を迎えた。学生指揮の宮野源史さん(発達・4年)の指揮のもと始まったドヴォルザークの「わが家」を皮切りに、2曲目には客演指揮の井村誠貴さん指揮の幻想序曲「ロメオとジュリエット」が演奏された。

自らも交響曲の演奏をするという観客の男子学生は「言葉には言い表せないような良さが、心にぐっと押し寄せてきた。自分も演奏したい気持ちになってきた」と感動を抑えきれない様子だった。

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