9月30日に台風の接近で全面中止となったイベント「Swing Jazz Cruise」のリベンジ企画「Swing Jazz Cruise 2012.winter」が9日、ハーバーランドスペースシアター内(神戸市中央区)で行われた。大学生を中心とする全10バンドのうち、神戸大からは2バンドが参加。演奏した曲のジャンルは異なったものの、どちらもきれいな音色で観客を魅了した。【12月16日 神戸大NEWSNET=UNN】
今回の企画は、もともと9月30日に行われるはずだったもののリベンジ企画だ。台風の影響により中止になったが、数カ月後、無事開催された。実行委員長を務めた井上由起乃さん(発達・3年)は開催直後「やっと始まった」と話す。準備期間と資金の不足という難題を抱えながらも「このままじゃ終われない」という思いでここまでやってきたと言う井上さん。感慨深そうに今までを振り返っていた。
神戸大からは2バンド、Up Swing JAZZ ORCHとKOBE MUSSOC JAZZ ORCHが参加。演奏した曲の雰囲気は違ったが、どちらのバンドも観客をジャズの世界に引き込んでいた。Up Swingは1,2年生が中心のバンドで、コンサートマスターを務めた常政俊貴さん(理・2年)は「観客の方々に楽しんでいただけるように、明るく楽しめの曲を演奏することに決めた」と話した。一方でKOBE MUSSOCはオーソドックスなスウィングナンバーを演奏した。メンバーの大野裕太さん(工・3年)は「ビッグバンドで人が多いため、音楽性や性格の違いでまとめるのが大変だった」と語る。しかし、「いい演奏ができたし、お客さんから拍手をいただけて嬉しかった」と満足気な様子で話した。
また、「Swing Jazz Cruise 2012.winter」には9月の段階では予定になかった、フィナーレでのダンスを企画。観客や今までの演奏者などがステージの前に集まり、スタッフの指示に従って、皆楽しんで踊っていた。
娘がバンドに出演しており、見に来たという女性は「プロの演奏とは異なり、若々しくてパワーをもらえるような演奏だった」と話し、十分に今回のイベントを楽しんだ様子だった。
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