神戸大の学生を中心に構成され、石川雅紀教授(環境経済学)が代表理事を務めるNPO法人「ごみじゃぱん」の減装(へらそう)ショッピング事業が、平成24年度「リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」(内閣総理大臣賞) を受賞した。【11月17日 神戸大NEWS NET=UNN】
同NPOは「無理なく、ごみの少ない社会を目指す」をテーマに、石川教授のもとそのゼミ生が中心となって活動している。2006年に成立し、石川ゼミは今の3年生で7期目。今回は同NPOが行っている、包装ごみの少ない商品を消費者に買わせるという社会実験「減装(へらそう) ショッピング」が神戸市によって「リデュース・リユース・リサイクル推進協議会 (3R推進協議会)」に推薦され、受賞の運びとなった。
石川教授が購買行動を調べた際、消費者の「ごみの情報を与えると包装の少ない商品を買う」という理論では説明できない行動が見られ、それを実証研究するために立ち上がったという「ごみじゃぱん」。石川教授は「NPOは、構成員が変わらず安定して活動するのが一般的。うちは学生の活動ゆえ、数年でがらりとメンバーが変わるので、ノウハウが残らない分、小学校への広報活動など、新しい活動をしているから」と、ごみじゃぱんならではの特徴を話した。
同ゼミは12月3日、出光佐三記念館で、学内の110周年記念イベントの一環として「コミュニケーションでごみを減らす減装ショッピングのすゝめ」と題したシンポジウムを開催する。午後2時開始、参加は無料。
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