待望の模擬法廷「ラ・クール」がついに竣工を迎えた。こけら落としには法科大学院修了生のプロジェクトチームによる公開模擬裁判が3日に行われ、会場は多くの傍聴者で早々と満員になった。【11月12日 神戸大NEWS NET=UNN】
この裁判は神戸大おなじみのイノシシが大学構内で人と衝突するという架空の事件を扱った民事訴訟。原告役と被告役をそれぞれ法学部の教授が務めたほか、裁判官役は元最高裁判事が担当するなど豪華な顔ぶれとなった。法の適用を巡って真剣な審理が行われた一方、代理人の主張や被告役の教授のユーモア溢れる答弁が会場を沸かせ、終盤には原告と被告が直接論争を繰り広げるなど、本物の裁判とは違った「猪突猛進」ぶりを見せた。
修了生たちはこの日のために9月頃から準備をしてきた。裁判の展開、法の適用をいかにわかりやすく伝えられるかを追求し、自分達と傍聴者両方が楽しみながら学べる裁判を目指したという。一から創り上げた裁判は、記念すべき法廷の竣工に花を添えた。
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