堅い守りで今季初勝利 関西学生アメフトリーグ第5節

待望の今季初白星となった。関西学生アメフトリーグ第5節神戸大‐近畿大が28日、キンチョウスタジアム(大阪府長居市)で行われ、神戸大は10‐7で勝利した。第2QにRB吉田(国文・4年)のTDで先制し、第4QにはK畑中(発達・3年)のFGで貴重な追加点をあげた。ディフェンスも要所で好プレーを見せた。通算成績1勝4敗。【11月2日 神戸大NEWSNET=UNN】

リーグ戦4連敗で2部との入れ替え戦の危機を迎えていた神戸大。負けられない一戦でディフェンス陣が奮起を見せた。主将のDL白石(発達・4年)が「DLが相手を圧倒していた」と話した通り、相手のラン獲得ヤードを51ヤードに抑え込んだ。また、DB長谷川(発達・4年)が二つのインターセプトを獲得。とくに二つ目のインターセプトは、第4Q相手の最後の攻撃権を奪い勝利を決定づけた。一方、オフェンスには課題が残った。「ゴール前でのオフェンスが甘かった」と白石が話した通り、第1Qにはゴール目前でファンブルロス。先制の好機を逸してしまった。残り2戦では得点力の向上が求められる。

春には敗れていた近大。下馬評を覆して貴重な一勝をあげた。萬谷ヘッドコーチは「二週間で調整がよくできた」と手ごたえを語った。また、「練習量を増やしたが、下級生もついてきてくれた」と白石。この大一番にチームが一つになったようだ。試合後勝利に安堵の笑みを浮かべた選手らだが、残り二戦の結果次第では入れ替え戦の可能性も残っている。白石は「うかれることなく、残り二つも勝つ」と気を引き締めた。

●関西学生アメフトリーグ第5節(10月28日・キンチョウスタジアム)

神戸大 0 7 0 3 =10
近 大 0 0 7 0 = 7

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