発達科学部人間表現学科2010年度生、EXP41による演奏会、展示会が13日、鶴甲第2キャンパスC棟106・111教室で行われ、音楽、美術など様々な「表現」の融合をコンセプトに約2時間観客を楽しませた。【7月15日 神戸大NEWSNET=UNN】
演奏会では、ピアノとヴァイオリンによるポピュラーな合奏から声楽とエレクトーンを組み合わせた楽曲、韓国の民族楽器チャンゴを用いたステージなど、笑いあり感動ありの発表会となった。特に「ギャロップ行進曲」(アレクサンドル・ジャン・アルベール・ラヴィニャック作)の、4人のピアノ演奏者による八手連弾では、「先生」の合図でピエロやお爺さん、馬が登場。演奏曲中、リコーダーや木琴を演奏したり、手品などの芸をして、時には観客席から笑いをさそう仕掛けを披露した。
また展示会では、薄明かりの照明やピアノを使った展示によって作品を演出。絵画から書道、写真、洋裁まで幅広いジャンルの作品が並び、一人一人の個性が光った。
今回で2回目となる発表会。EXP41は表現学科の有志によって集められ、「表現」とはどういうものか知ってもらおうという思いから始まった。表現方法は様々で、オペラ「ジャンニ・ステッキ」より『私の愛しいお父さん』(ジャコモ・プッチーニ作)をピアノ、ヴァイオリン、声楽に加え、舞台のイタリアを抽象イメージしたステンドグラスを使って視覚に訴えるなど、観客を飽きさせない工夫が随所に見られた。同じ表現学科に通う2年生の島村あやねさんと安原里美さんは「自分たちのモチベーションが上がった。こういう発表会は表現ならでは。理想です」と普段見ることのできない先輩の姿を称賛した。
代表を務める西野雅美さん(発達・3年)は発表会後「人数も1回目より増え、観客だけでなく演奏者自身も楽しめるプログラムにした。今日をきっかけに好きなものを増やしてもらえば」と満足気に話した。
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