リーグ戦に弾み アメフト部

アメフト部は6月16日の龍谷大戦に勝利、春を締めくくった。結果、春の7試合を終えて5勝1敗1分。立命館大からの勝利など、秋のリーグ戦に向け収穫もあった一方、課題も見えた春シーズンとなった。【6月29日 神戸大NEWS NET=UNN】

今春最大の収穫は、強豪立命を下しての勝利だ。立命が連戦のため主力を欠場させていたとはいえ、昨年のリーグ2位チーム(神戸大は6位)からの勝利に選手も自信を得ただろう。逆転への足がかかりとなるTDを獲得したWR岩本(文・4年)は「対戦が決まった時から、立命戦を目標にやってきた。結果が出てよかった」と話した。主将のDL白石(発達・4年)も「今日の勝利は、めげずに取り組んできた結果だと思う」と「打倒立命」という目標達成へ向け、チームで培ってきた努力をうかがわせた。

白石は春のテーマとして「ボールへの執着心」を掲げていた。オフェンスではキャッチミスを減らし相手にボールを渡さないこと、ディフェンスではより積極的にボールを奪いに行くことをチームに求めていた。しかし、近畿大戦では、序盤第1Qに失点につながるインターセプトを献上、桃山学院大戦では、4つのターンオーバーを許した。白石は桃山学大戦に関して「試合には勝ったが、4つもターンオーバーが出たら、普通は負けている」と勝利するも内容に関して厳しい反省をした。萬谷ヘッドコーチも「オフェンスで安易にボールを渡してしまう」と指摘。いかにボールを支配できるかが、リーグ戦の結果を左右する一因になりそうだ。

 また、春はフィジカルの強化にも取り組んだ。選手たちは、授業のない空き時間にも筋力トレーニングに励んだ。持ち上げるバーベルの重さなどの数値目標を定め、より意識を持って臨めるようにしたという。立命戦では、ライン戦で力負けせず、許したTDは1つ。オフェンスでも、桃山学大、龍谷大戦ではRBがタックルを受けても簡単に倒れない場面が目立った。

戦力に目を移すと、オフェンスのメンバーは昨年とほとんど同じ。QB林(海事・4年)を筆頭に経験豊富な選手が多い。萬谷ヘッドコーチも「経験がある分、力を発揮して欲しい」と奮起を求める。RB羽星(発達・4年)がけがから復帰したのも心強い。TE久保(医・2年)、K田上(海事・1年)ら若い選手も活躍を見せている。ディフェンスでは、DL都間(発達・4年)、白石の4年生コンビが支える。

春シーズンを終えて、チームは秋のリーグ戦へ向け動き出した。萬谷ヘッドコーチはリーグ戦に関し「先を見据えるというよりも、1戦1戦臨む」と一戦必勝の構え。白石は「初戦の関西大戦に勝って、勢いに乗りたい」と早くも闘志を燃やした。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

月別アーカイブ

サークル・部活総覧

  1. 神戸大のサークル・部活のツイッター・アカウントを探せるぞっ!クリックすると、『神大PORT…
  2.  神戸大学の文化系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  3. 神戸大学のスポーツ系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  4. 神戸大学の医学部のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随時更…
ページ上部へ戻る