笑いの渦に包まれる 落語研究会水無月寄席

6月11日から15日の昼休みにかけて、国文キャンパスM101教室で落語研究会による水無月寄席が開催されている。初日となった11日の公演では、落語と大喜利が披露され、集まった約50人の観客は演者の動きごとに大きな笑い声をあげていた。【6月12日 神戸大NEWSNET=UNN】
最初に披露されたのは、可愛屋ひばちさん(経済・2年)の落語「堪忍袋」。「堪忍袋」は、怒りを鎮める堪忍袋を使ってある夫婦がけんかを治めたはいいものの、堪忍袋の噂を聞いた近所の人たちがこの袋を使いたがり、その結果、袋がパンパンになってしまう、といった内容。可愛屋ひばちさんは声を朗々と響かせつつ、表情豊かにこの話を語り、3人の人物をうまく使い分けていた。

大喜利では先生役の拡益亭湾漫さん(工・3年)を含め、8人が登場。最初の自己紹介から笑いを誘い、観客からお題を募った謎かけと、同じく観客からお店の名前を募りそれに関連した小話を披露した。小話ではお題の店が「八百屋」となり、話し手がオチに野菜の名前をもってきて、観客を大いに笑わせた。

会長の湾漫さんは「初日にしては、多くの観客が入ってくれたし、観客の反応も良くて、嬉しかった」と語った。また、今回の寄席の目的については「新歓寄席でのリピーターだけでなく、新しいお客さんが来てほしい」と述べ、「この後、15日にも再度、大喜利をするのでまた来てほしいし、他の曜日でもぜひ来てもらいたい」と語った。11日の寄席を見に来ていた1年生は「大喜利が面白く、返しがうまかった」と頭の回転の速さに驚いていた。

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