神戸大交響楽団による演奏会「サマーコンサート2012」が、6月3日、あましんアルカイックホール(兵庫県)で開かれた。弦楽器と管楽器が織りなす重厚な響きに会場は多いに盛り上がった。【6月9日 神戸大NEWS NET=UNN】
この演奏会では「歌劇《プレチオーザ》序曲」や、シベリウス作曲の「交響曲第7番ハ長調」、ブラームス作曲の「交響曲第2番ニ長調」など、全3曲を披露。演奏後、観客からの鳴り止まない拍手に答えるようにアンコール曲「ラデツキー行進曲」が始まると、会場からは自然と手拍子が沸き起こった。
約45分にも及ぶ大曲「交響曲第2番ニ長調」は、表現力が問われる難しい楽曲。コンサートマスターを務めた青柳翔丸さん(経営・4年)は、「部員全員のモチベーションを一緒にするのが大変だった」と苦労を語った。2曲目の「交響曲第7番ハ長調」のコンサートミストレスを務めた澤井梨紗子さん(発達・4年)は、「本番を迎えることができ、感慨深いです。全員で一つの音楽を完成させたという一体感でいっぱいです」と晴れやかな表情で話した。
京都大の交響楽団に所属しているという観客の1人は「あまり他所では演奏されないシベリウスをどう表現するのか楽しみで来ました」と興奮した様子だった。
今年の12月には、4年生にとって最後の定期演奏会が開催される。青柳さんは、「モットーである、楽しい演奏ができれば」と意気込んでいる。
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