神戸大の創立110周年記念式典が5月15日、ポートピアホール(兵庫県)で行われた。記念講演には楽天株式会社の三木谷浩史社長が登壇し、自身の神戸との関わりなどについて語った。【5月17日 神戸大NEWSNET=UNN】
教職員や関係者、学生らが出席した式典は、福田秀樹学長の式辞から始まった。同日にコンベンションホールの完成披露見学会が行われた統合研究拠点に触れ、拠点をスーパーコンピュータ「京」に隣接して設置した経緯や、さらなる融合研究の推進の重要性について語った。また祝辞として、ヘルマン・ヴァンロンプイEU大統領のビデオメッセージが上映された。
式典後半には、楽天の三木谷浩史社長による講演「楽天グループについて」が行われた。講演の最初には、自身の神戸にまつわるエピソードを披露。出身地が神戸というだけでなく、父親が神戸大教授、母親が卒業生という三木谷氏は神戸大ではなく一橋大卒。しかし「六甲台の図書館に潜り込んで勉強をしていた」こともあるといい、学生時代の記憶に思いをはせていた。根っからの関西人を自負し、楽天を起業してからも「関西の商売魂が役に立った」と話した。最後は会場中からの盛大な拍手で幕を閉じた。
式典後には交響楽団による記念演奏もあり、110周年に華を添え、これからの発展を期待させるものとなった。
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