学内の留学生支援団体「Truss」が9日の午後12時15分から、百年記念館で留学生を対象に台所用品のバザーを開催した。会場は開始直後から満員状態となり、来場者は集められた食器類や家電を見て楽しんだ。【4月9日 神戸大NEWSNET=UNN】
「Truss」は留学生の日本への生活適応をサポートし、日本人学生と留学生との交流を深める事を目的として活動する団体。現在は130人程度が所属する。バザーは10年以上続いているもので、毎年留学生センターの向かいにある百年記念館で開催されている。今回は「キッチン用品を売る」というコンセプトを掲げ、数百点の食器や家電を用意した。
会場に用意された長机には所狭しと商品が並び、販売員と留学生とのにこやかなやり取りがうかがえた。中でも茶器や和柄の皿など、日本特有の陶器コーナーには多くの留学生が集まり、販売員がその使い方を実演した。
今回の催しの代表を務めた中嶋直人さん(国文・2年)は、商品を売り上げるよりも留学生が満足できるようなバザーにしたいという。「日本に慣れるためにまず台所から支援しようという計画です」と、歴史あるバザーの目的を話した。国文キャンパスの学生センターに届いた大量の商品を、会場まで運びこむのは大変だったそうだ。
来場したルカ・ジャンネッリさん(工・博士課程)は、昨年来日し、バザーに訪れたのも今回で2回目。「前回は遅れてきてたくさん買えなかったが、今回は早めに来た。たくさん買えました」と非常に満足そうだった。
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