ボランティア団体が集まり、新入生に向けてカフェ形式でそれぞれの活動を説明する新歓ボランティアカフェが5日午後、国際文化学部学生ホールで開かれた。ボランティア支援室所属の15団体がブースを出し、およそ100人が訪れた。新入生は用意された菓子を食べながら、各ブースの説明を熱心に聞き入っていた。【4月7日 神戸大NEWS NET=UNN】
このカフェは今年で2回目。昨年「数は多いが新入生へのアピールが少ない」という神戸大のボランティア団体の現状を受け、学生からの提案で開催された。年2回フェアトレード商品(途上国の生産者にとって公正な価格で直接輸入した商品)を扱うカフェを自身で運営している国際協力NGO「PEPUP」のノウハウを使って行われている。
会場ではPEPUPによってフェアトレードショップで購入したクッキーが、灘区の水道筋商店街で月1回のペースで憩いの場を設けている「水道筋まちづくりプロジェクト」によって同商店街で買った駄菓子が配られた。
今回はちんどん屋サークル「神大モダン・ドンチキ」がコンクール出場のため参加できず、スムーズな客引きができなかったこともあり、来場者は昨年の半分程度となった。カフェの企画に携わったボランティアコーディネーターの林大造さんは「組織的な客引きができるように今後は工夫していきたい」と課題を挙げた。
東日本大震災の被災地支援の話を聴くために来場した松浦可奈さん(文・1年)は「ボランティアは被災地などで体を動かして支援するものだ」と思っていたそうだ。しかしこのカフェに参加して、「体を動かす支援だけでなく、地域のお年寄りや子どもたちとおしゃべりする場を設けるのもボランティアのひとつだと分かり、ボランティアに対する新たな見方ができた」と話した。
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